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きみが死んだ八月のこと メディアワークス文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2025/07/25 |
| JAN | 9784049164985 |
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きみが死んだ八月のこと
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
「どうせ、この夏は終わる」という作品が面白かったため購入。 付き合っていた彼女が実は別人でした。じゃあ彼女はいったい何者?という「謎」を追うミステリもの。といってもミステリ要素はかなり薄めで、そもそもジャンル分けしづらい構成となっている。 この「ジャンル分けしづらい」と思った...
「どうせ、この夏は終わる」という作品が面白かったため購入。 付き合っていた彼女が実は別人でした。じゃあ彼女はいったい何者?という「謎」を追うミステリもの。といってもミステリ要素はかなり薄めで、そもそもジャンル分けしづらい構成となっている。 この「ジャンル分けしづらい」と思った点がイマイチポイントで、なんというか、恋愛でもないしミステリでもないし、、といった感じでパンチが弱い作品だと思った。 それでも文章はお上手でとても読みやすく、ひとつの作品としての完成度は高いと思った。ただ、もうすこしワクワクさせてくれるような展開が欲しかったかなと。 というわけで⭐︎三つ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
失恋したのにすぐ次の恋を見つけてしまった春木のことも、彼の恋人のことを一方的に忌み嫌う冬佳のことも、最初はなかなか受け入れられなかったが(冬佳のことは終盤になるまで無理だった)段々と真相が見えてくると、そして段々と春木くんの覚悟が決まってくると物語に引き込まれた。 そして、より冬佳へのヘイトが溜まる。 すまんよ…… 「夏希」の目的は途中から想像がつき、そして想像通りだったので意外性はなかったが、そこからどうこの物語が着地するのか気になって読み進めた。 特に春木くんがどんな選択をするのか、そして「夏希」もどんな選択をするのか、二人はちゃんと再び交われるのか気になって。 ラストの場所はちょっと意外だったが、これから希望を持って生きていける終わり方だったので、本当によかった。 ベニクラゲのように、とまではいかないかもしれないが、ここで彼女は生まれ変わったのかもしれない。 これからは、誰かの道標なく生きていってほしいと切に思う。
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Amazonの紹介より 謎とともに解けていく、この感情の行く先は―― 大学生の春木初は、失踪した恋人・有森夏希の訃報を知る。突然のことに整理がつかないまま、初は東京を飛び出し彼女の遺影と対面。しかし、そこに写っていたのは恋人とは全くの別人だった――。 自分は彼女のことを何も知らな...
Amazonの紹介より 謎とともに解けていく、この感情の行く先は―― 大学生の春木初は、失踪した恋人・有森夏希の訃報を知る。突然のことに整理がつかないまま、初は東京を飛び出し彼女の遺影と対面。しかし、そこに写っていたのは恋人とは全くの別人だった――。 自分は彼女のことを何も知らなかった……。打ちひしがれる初に、夏希の親友を名乗る忽那冬佳は冷酷に告げる。「あなたの恋人は今も生きています。本物の夏希から全てを奪って」 彼女の正体は? あの愛は本物だった? 二人は真相を探す旅に出る――。 付き合っていた恋人が突然亡くなり、おまけに別人だったというミステリーとしては、興味を注ぐ内容だったのですが、紐解いていくと、それぞれが抱える苦悩に切なさとやるせなさがありました。 群像劇で、章が変わるごとに主人公が変わり、視点や相手に対する印象が変わっていくので、意外性がありました。 初、冬佳の順に視点が変わり、そして次は夏希の本当の名前が表示されて、真実が明らかになっていくのですが、 真実を知った時は切なさや悲しさだけでなく、思いやりが込み上げてきました。 果たして、夏希が抱える事情と苦悩に胸が痛かったですが、なかなか周りから異変に気付く人はいないかもしれません。でも、様々な偶然の出会いによって、今の位置に立っていることに人生、何が起こるかわからないなとしみじみ思いました。 そして、「夏希」の最後まで貫こうとする姿に感動と笑みが溢れてきました。 ミステリーとしては、ライトなのですが、謎を解こうと奔走する展開は、ある意味では青春のような空気感があったりして、爽快さもありました。 内容としては、暗めな内容だったのですが、そんなに気持ちとしては落ち込むことなく、暗い気持ちを打破しようとする登場人物達の活躍に青春を感じさせてくれました。
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