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隙間(3) ビームC
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2025/04/11 |
| JAN | 9784047384286 |
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隙間(3)
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商品レビュー
5
6件のお客様レビュー
『隙間』第3巻です。ヤンは、沖縄での仲間との交流で大学生活を謳歌するなか、自分が過去に囚われいつも過去に生きていたことに気づいていきます。 と同時に、かつて台湾と琉球が交流し、台湾の事件で琉球人にも犠牲があったことを初めて知り、互いに悲しみを共有している事実に気づくのでした。...
『隙間』第3巻です。ヤンは、沖縄での仲間との交流で大学生活を謳歌するなか、自分が過去に囚われいつも過去に生きていたことに気づいていきます。 と同時に、かつて台湾と琉球が交流し、台湾の事件で琉球人にも犠牲があったことを初めて知り、互いに悲しみを共有している事実に気づくのでした。そして、間もなく帰る台湾の未来を案じてしまいます。 高妍さん自身が沖縄に留学した2018~2019年が、そのまま作品の舞台になっています。高妍さんと主人公のヤン、現実と虚構が交錯していき、人と人、さらには個人を遥かに超越した複雑で割り切れない関係性を描いていきます。まさにタイトルの『隙間』は、とても深い意味合いをもっています。 歴史とアイデンティティの葛藤を中心に、メッセージ・物語性の観点で文学的な要素が多く、それらを主人公ヤンの青春譚の中に巧みに落とし込む手法が秀逸だと思いました。 巻末のコラムの文末が胸に深く響きます。「歴史の流れの中で消えてしまった母語と文化を、私たち自身の手で必ず取り戻し、大切に守ることーこれが台湾人としての私の覚悟です。あなたの守りたいものは、なんですか?」自分に覚悟なんかあったかな…
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・クジラは歌声で会話する、人間も音楽で対話する ・過去や未来ではなく今を生きる。朝起きたら天気が良かった、美味しいご飯を食べたこと,目の前の些細な幸せに目を向ける ・時間も大切な食材
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第3巻の冒頭、お世話になった大学職員の退職をきっかけに、楊洋(ヤン・ヤン)は「誤解されること」について考える。 人は誰しも誤解されることに怯えながら、自分も誰かを誤解している。 楊洋自身も、言いたいことをはっきりと伝えられないことがある。 無意識に言葉選びを間違えて誰かを傷つけてしまったこと。期待を寄せるべきではない相手に期待しまったこと。口下手が招く誤解もある。 6月になり、楊洋は青梅の砂糖漬けにチャレンジする。毎年、祖母が作っていたが、仕込みの様子をきちんと見たことがなかった。 青梅の砂糖漬けには手間も時間もかかる。時間も大切な「食材」なのだと楊洋は気づく。 学園祭も成功し、本音で話ができる友だちもできて、楊洋は台湾では経験できなかった大学生活や交遊関係を楽しむ。 1年間の短期留学も残すところあとひと月となる。大学やゲストハウスの仲間たちとの別れが近づいている。台湾では総統選挙が迫っている。 第3巻の終盤から最終の第4巻にかけて、楊洋は濃密な1カ月を過ごすことになる。 留学や旅行をきっかけに自分の「知らなさ」に気づき、旅の終盤や旅のあとになってから慌てて学び始めることはよくある。現地でしか見られないものや現地でしか受けられない刺激もある。楊洋もここからラストスパートをかけていく。 『隙間』では、楊洋が台湾と沖縄を結びつけて歴史や文化を考察していく過程が面白かった。 自分もそれぞれの歴史やニュースについて断片的な知識は持っていたが、それらを結びつけて考えたことはなかった。 さまざまな国から支配され、言葉や文化を奪われてきた両国の共通点。 歌を通じて言葉を守り、独自のアイデンティティーを表現していくこと。歌声でコミュニケーションをとるクジラのように、人も音楽を通じて語り合うことができる。 そして、ニニ八事件の流れの中で、社寮島(和平島)の現地住民と琉球漁民との間で起こった悲劇についても第3巻には書かれている。 社寮島の虐殺については、事件そのものを知らなかった。さらに台湾政府が慰霊碑にきちんとした経緯の説明や謝罪の言葉を刻んでいないことも知った。 このエピソードを読んで、関東大震災における朝鮮人をはじめとした外国人犠牲者に向き合おうとしない政治家を思い出した。 ニニ八事件の犠牲者は台湾人だけではなかった。 楊洋はかつてJに言われた言葉を思い出す。 「本当のことを知りたいなら中(台湾)から台湾を見ているだけじゃダメなんだ。外(世界)からも見なければダメなんだ」 帯文の言葉も印象に残っている。 「見ないふりが上手になってしまった人にこそ触れてほしい。無視しない人生を選ぶことは確かな生きる力を得るということ。この物語はそんなきっかけをくれます」(吉岡里帆) 見て見ぬふりをしていると認めるのは辛いことだが、やはり日々の生活において、何かの問題に対して直視できている時期もあれば、そうでない時期もある。 長い間、忘却してしまっているものもある。エネルギー不足で逃げていた時期もある。 誰しもそういうオンとオフの周期を繰り返しているだろう。 そして、見ぬふりをしている時期に、物語や歌、芸術作品は人に刺激を与え、再び立ち上がるエネルギーを与えてくれる。 この『隙間』もそうした作品のひとつだと思う。
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