団地メシ！

藤野千夜(著者)

• 販売会社／発売会社: 角川春樹事務所
• 発売年月日: 2025/04/15
• JAN: 9784758414807

商品レビュー

2025/11/24

イラストか写真をつけた体裁の本にしたらよかったのに。
ていうくらい文章自体に魅力のない本だった。
おばあちゃんと孫の団地の食べ歩きの説明を延々語ってる。でも団地の様子も食べものの美味しさも全くわからない。(東京住みの人は想像つくのかな？)
孫の不登校の要素とかカフェ開店への希望とか盛り込んであるけど、プロットだけって感じ。
雰囲気はふわっとほのぼの系でよかった。けど、読みづらかったー。

2025/10/23

これはその…すごくつまらないのでは…好きな人には申し訳ないです。

まず行間広！250ページほどになってるけどボリュームとしては150ページくらいなのではと思っちゃいました。
団地周辺を散歩して食べ歩くお話の連載形式になっているのですが、団地の描写が殆ど現場の説明で、情緒とか”良さ”を感じさせる記述がほぼなかった印象です。言うほど団地が好きって感じが伝わりませんでした。団地でなくてそのへんの商店街でも別によかった。
メシのほうはあれこれとありますが、まあ、そうだよなあ…よくある食べ物系の小説の以上でも以下でもないというか。

なにより、前ふりのように「高校に馴染めなかった主人公が高校をやめ」、「夫に先立たれた祖母が”働いてみたい”と言い出し」ておいて、それらのその後の展開が一切ないというのには驚きました。こういう食べ物系のお話って、食べ物やお店にかこつけて、主人公や登場人物が成長したりちょっと考えが変わるとかの転機になるものが多いけど、まさか投げっぱなしで終わるとは。

ほっこりするべき作品なのですが、それよりも「あんた、高校行かず、一大決心の結果がただ高校やめただけで別にやりたいこともないってどういうことなの？ニートしながら親の金で団地食べ歩きはそんなに美味いのか？」と親の代わりに詰めたくなりました。

いや、びっくりしたな…本当に展開とかなくって。

2025/10/18

おばあちゃんと孫娘の団地グルメ食べ歩き。行ってみたいところがいくつかあった。もう少しストーリーを膨らませて小説にしてほしいなあ。軽く読める内容でした。