ゼロからわかる チームのつくり方大全

伊庭正康(著者)

• 販売会社／発売会社: ナツメ社
• 発売年月日: 2025/03/19
• JAN: 9784816376955

商品レビュー

2025/04/24

後天的なスキル: リーダーシップは生まれ持った資質ではなく、日々の実践と経験を通じて誰もが後天的に習得できるスキルです。
状況に応じたスタイル: リーダーは常に先頭に立つ必要はなく、チームの成熟度や状況に応じて、指示を出す「引っ張る」スタイルと、支援する「支える」スタイルを柔軟に使い分けることが重要です（SL理論）。
メンバーのモチベーション: 個々のメンバーの希望や目標（Will）を理解し、任せる仕事（Must/Can）がその成長にどう繋がるかを具体的に示すことで、仕事を「自分ごと」として捉えさせ、意欲を引き出します。
信頼関係の構築: 定期的な1on1ミーティングなどを通じて、形式ばらない双方向のコミュニケーションを重ねることが重要です。特に、相手の話を注意深く「聴き」、意図を「訊く」傾聴姿勢が信頼の基盤となります。
アサーティブなフィードバック: 耳の痛いことを伝える際は、一方的に正論を押し付けたり曖昧にしたりせず、DESC法などを活用し、相手の立場に配慮しながら客観的な事実と具体的な改善提案を伝えることが効果的です。
論理的な問題解決: チームの問題解決能力を高めるには、感情ではなく論理（ロジカルシンキング）に基づき問題を分析し、議論を「見える化」しながら建設的に解決策を探ることが不可欠です。
段階的なメンバー育成: メンバーの成長段階に合わせて、新人には「ティーチング」、中堅には「コーチング」、ベテランには「委任」と、指導方法を使い分けることで、効果的な育成が可能です。
ビジョンと目標達成: チームの目標達成には、明確なビジョン（顧客や社会への貢献視点を含む）とSMART原則に基づいた具体的な目標設定が不可欠です。短期目標（マイルストーン）達成による成功体験がチームを前進させます。