ドラマクイン(1) ジャンプC+

市川苦楽(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2025/03/04
• JAN: 9784088844978

商品レビュー

2025/03/18

ジャンプ+で連載中。
地球に隕石が落ちようとした時、宇宙人が助けた。
それにより地球は宇宙人に支配された。上司になったり偉い人になったり、宇宙人と地球人のカップルが出来たり、地球人は宇宙人よりも下等種族になってしまった。
理不尽に怒られても怒ることも出来ない。反撃も出来ない。
「あー宇宙人全員消えねーかなー」
と思っちゃう主人公ノマモト。
そして相変わらず職場の上司（宇宙人）に理不尽に怒られていた時、ある同僚が自分に上司の手が当たった事を告げる。この世界では宇宙人に意見する事も中々ない。
主人公はその同僚、北見に話しかけ、家族は宇宙人に殺された、と聞かされる。

この世界、なんかおかしくねぇか？
何もかもアイツらの都合のいいようになってる
たまに思うんだよ、本当に地球に巨大隕石なんて迫ってたのか、って
宇宙人みんな、消えればいいのに

それはノマモトが思っていたことと同じことで。
お互い共感し合い、悪口を言い合い、砂で作った宇宙人に怒りをぶつけた。

そしてまたある日。職場にて上司に説教をされていたノマモト。宇宙語でフーフー怒りながら何かを言っている上司。上司はそのままタバコに火をつけようとライターを着けたーーーその時、

上司が燃えた。

それはもう見事に真っ黒焦げ。助けを呼べたでしょう？なんで黙ってみてるの？と同僚に色々言われながら当然クビになり、その日に宇宙人の悪口を言い合った北見から連絡があり家に来た北見に「助けてくれ」といわれ、聞いてみたら

宇宙人を殺してしまったと。

なんか状況リンク。死体の処理を手伝ってくれと頼まれたノマモトは、先日自分の目の前で焼け焦げて死んだ宇宙人を見て、実は、美味しそうだなと思った。

いやもうぶっ飛んでる(笑)
宇宙人殺しといて冷静な北見もさることながら、焦げた宇宙人見て美味しそうと思うノマモトも異常すぎて。
その後北見が殺した宇宙人を切り刻んで焼いて食べて腹いっぱいになる。
コミカルでぶっ飛んでて面白い！

北見が殺して
ノマモトが処理をする
そうして地球にいる宇宙人を全員殺していこう

二人の心情に沿った展開で、宇宙人を食べる、というぶっ飛んだ死体処理の仕方、今までに出会ったことない！
とにかく面白いので、ジャンプ+で1話だけでも読んでみてください！