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成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末を 角川文庫
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成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末を 角川文庫

古宮九時(著者)

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成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末を 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2025/02/25
JAN 9784041157169

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成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末を

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商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2025/08/28

異世界へ来るにあたって腹を括った主人公が、作品世界への強い愛と記憶力を武器に逞しく行動しテンポよく進む1巻完結物語。内容濃く伏線回収の満足度が高い! 一見よくある異世界令嬢&時間逆行物ですがテンプレ感を出さず、次の場面展開への読者誘導が巧みという点でレベルの高さを感じました。ス...

異世界へ来るにあたって腹を括った主人公が、作品世界への強い愛と記憶力を武器に逞しく行動しテンポよく進む1巻完結物語。内容濃く伏線回収の満足度が高い! 一見よくある異世界令嬢&時間逆行物ですがテンプレ感を出さず、次の場面展開への読者誘導が巧みという点でレベルの高さを感じました。ストーリーが勢い任せに進むことなく、説得力ある描写を織り交ぜてくれるのが良かったです。終始一筋縄でいかず最後はそう来る!?と唸る面白さも含めて、流石『Unnamed Memory』の古宮先生や…といったところ。角川文庫の矜持も感じます。 ひとつだけ難を挙げるとすると、物語の核の部分がややこしいけれど角川文庫なので図解なかったのが残念。装画にくろむ先生だったし尚更挿絵を拝みたかった… もしFLOSでコミカライズされたら、もっと分かりやすくなると思うので期待!また世界構築が面白く巧みなだけにSS色々読みたかったですね (同人誌でも良いので出たら買いたいです)

Posted by ブクログ

2025/05/27

この285ページできれいにまとまった(続きなし)転生ループ話。いやー、これはむしろ普段ラノベ読まない人にオススメの上質な恋愛ファンタジーでした。さすが、古宮九時。骨組みが違う…。このボリュームでまとまっているのが秀逸すぎ。 八瀬咲良(26)は休みに本を読むくらいが趣味のインドア派...

この285ページできれいにまとまった(続きなし)転生ループ話。いやー、これはむしろ普段ラノベ読まない人にオススメの上質な恋愛ファンタジーでした。さすが、古宮九時。骨組みが違う…。このボリュームでまとまっているのが秀逸すぎ。 八瀬咲良(26)は休みに本を読むくらいが趣味のインドア派。とてもはまった『妖精姫物語』15巻が特に好きで、作家の販売会に朝一で並んで握手しにいく位。そして、頭が良い。自分語りなので、記憶力が良いとしか文中では評価しないけど、神経衰弱ならほぼ狙って引分けにできるし、読んだ本の内容は忘れない(羨ましい…)。実は妖精姫物語は作者が体験した話で、次の転生者を一年期限で探していると、作者に打ち明けられる。自分には大災害が起こる結末を変えられなかったと。 そう、咲良は請われ、望んで、自分が大好きな世界の、失敗続きの運命をハッピーエンドに変えるために立ち向かってゆくのだ。15回分の過去は全て覚えている。 持ち前の記憶力と、改革への前向きな意欲が読んでいて気持ち良い。えっ、これどうやってハッピーエンドに転換するの?っていう部分のロジックも面白かった。主人公が能力高くて淡々としているのとか、魔女の力が異常に強いとか、Unnamed Memory 共通感ありでした。 エロ(グロは少々あり)なしなので、読みたがれば小学生から。基本は中学校以上。

Posted by ブクログ

2025/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゴリゴリのループもので、ローズィアとして繰り返すループの過酷さに苦しいけれど強く惹かれて読むのをやめられない......そんな魅力のあるお話でした。 絶望して、また新たに迎える朝の気が狂いそうなほどの気持ちを抑えてまた最初から、それを何度も、この世界に幸せが訪れるまで永遠に続ける。。。気が遠くなるようなループで、やっと救いが見え光が生まれたと思って今度こそと信じて待ち受けた先の絶望は筆舌に尽くし難いものがあり、まさに真砂の物語を読み物として読んでいた頃の咲良の気持ちが分かるような気がしました。 特に、衝撃の展開からの169pで迎えた結末はあまりの悲しみと絶望に意味もわからない涙が溢れて止まりませんでした、、、 みんなの幸せを見届けるまでは読む手を止めるわけにはいかない...!!と頑張るローズィアを応援しながら読み進めた私ですが、ループを経てローズィアが掴んだ真実はこの世界の理に触れるような壮大なもので、それを解決するための手段なんてないのではと更なる絶望を生み...... 少しずつ明かされていく真相とはだいたい希望が持てるものが多い気がしますが、この作品は真相が分かるにつれ方法なんて何も無いように思え、絶望がより深くなっていくという仕様で、どうやって澱みの解消から幸せな結末を描くのだろうかと目が離せませんでした。 たくさんの人達の愛と優しさと、そして成功のために駆けずり回って何度も死を重ねループを重ねた「ローズィア」と知らなくても何度だって手を貸してくれる温かいユールと。解決策は想像もしなかった方法でしたが、すとんと心に落ちてくる納得がいくもので、そっかぁと安心できる穏やかな結末で良かったです。 1冊とは思えないほどのとても濃いお話でした(•ᵕᴗᵕ•)

Posted by ブクログ

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