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宗像教授世界篇(05) ビッグCスペシャル
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2025/01/30 |
| JAN | 9784098632329 |
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宗像教授世界篇(05)
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本神話の源流については大林太良や吉田敦彦ら多くの業績があり、本書の「蛇塚・後編」でも日本神話の源流として南方神話、ギリシア神話、イラン神話、ヒッタイト神話などが挙げられている。宗像教授によれば、そのうち北方系神話をもたらしたのがアナトリアから東方へ向かった民族であり、製鉄・鍛治を生業とした彼らの子孫が物部氏であるという。物部氏は遠い先祖が伝えた様々な神話素を日本神話に提供し、蘇我氏との抗争に敗れ滅ぼされた後もその内容は記紀に刻まれた。その一つが、製鉄・鍛治にもつながる「蛇(おろち)」である。蛇はこれまでも宗像教授シリーズに何度か登場しており、個人的にも興味があるテーマなので今後の展開に期待したい。 「キツネと悪魔」では、かつて学内で宗像教授に取り押さえられた悪魔主義者のタカオが、怨みを晴らさんと宗像教授の身辺に忍び寄る。キリスト教は古い神々を悪魔として貶め征服していったが、悪魔とされた神々はしばしば社会の亀裂からマグマのように噴出して人間に取り憑き、その度にエクソシスト(祓魔師)が悪魔祓いを行ってきた。宗像教授の前にそのエクソシストが現れ、保護観察中に失踪したタカオが捕まり両親の依頼により悪魔祓いを行うという。宗像教授は儀式が行われる教会に向かうが‥‥。危機を脱する際に見た幻影を、宗像教授は「脳内AI」の暴走だと分析する。「そこには知能はあっても人格はない。善も悪もない」。脳の神秘は別著『レインマン』にもつながるテーマだ。 「巨人たちの神話」は鉄を求めて世界各地に広がった遊牧民ならぬ「遊鐡民」の物語だ。火山帯あるところ往々にして鉄鉱山あり。「蛇塚」は東へ向かった遊鐡民の話だったが、遊鐡民は鉄を求めて西へも向かった。アナトリアからエーゲ海、ローマ、アイスランドへ。そして彼らは雷神の神話も各地に伝えた。北欧神話の雷神トールの武器は、剣でも槍でも斧でもなく、ミョルニルと呼ばれる鉄槌である。鉄槌で大蛇ヨルムンガンドと戦う雷神トール。鉄槌は製鉄・鍛治の民の象徴であり、大蛇は鉄鉱石を埋蔵する鉱脈に見立てられている。実はスサノオも剣ではなく鉄槌でヤマタノオロチと戦ったのではないか‥‥。宗像教授の想像は尽きることがない。
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<目次> 略 <内容> 世界篇になって、スケールに対し事件が起こりにくくなり、説明過多になっているが、今回はちょっと事件があり、宗像教授も久しぶりに命からがらというところがあった。
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