1,800円以上の注文で送料無料

モナ・リザのニスを剥ぐ CREST BOOKS
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1222-01-06

モナ・リザのニスを剥ぐ CREST BOOKS

ポール・サン・ブリス(著者), 吉田洋之(訳者)

追加する に追加する

モナ・リザのニスを剥ぐ CREST BOOKS

定価 ¥2,640

2,255 定価より385円(14%)おトク

獲得ポイント20P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/12/18
JAN 9784105901981

モナ・リザのニスを剥ぐ

¥2,255

商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/02/12

かの「モナ・リザ」の修復をめぐるストーリー。やり手の館長、不本意ながら修復の手配をすることになるオレリアン、選ばれた変わり者の修復士ガエタノ、そして館内の清掃を請け負っているオメロ。それぞれの姿が交互に描かれ修復計画は進んていく。 まさかの結末に思わず笑ってしまう。えっ、そんな...

かの「モナ・リザ」の修復をめぐるストーリー。やり手の館長、不本意ながら修復の手配をすることになるオレリアン、選ばれた変わり者の修復士ガエタノ、そして館内の清掃を請け負っているオメロ。それぞれの姿が交互に描かれ修復計画は進んていく。 まさかの結末に思わず笑ってしまう。えっ、そんなのあり!との声もあるかもしれないけれども、フィクションなんだし、やっちゃえ!と、私は思いました。

Posted by ブクログ

2025/02/01

ルーヴル美術館を舞台にした物語で、新館長ダフネが【モナ・リザ修復計画】を提案し、絵画部門長オレリアンがその行方を見守るという筋書き。 芸術と保存、修復師の在り方について考えさせられる良書。 「ルーヴルなんてほっといても人が来るだろう」と思っていたけれど、本書で、日本人の客足も離れ...

ルーヴル美術館を舞台にした物語で、新館長ダフネが【モナ・リザ修復計画】を提案し、絵画部門長オレリアンがその行方を見守るという筋書き。 芸術と保存、修復師の在り方について考えさせられる良書。 「ルーヴルなんてほっといても人が来るだろう」と思っていたけれど、本書で、日本人の客足も離れているし――と指摘されるのを見て、ハッとした。 確かに、今の日本でどれだけの人がモナ・リザのためにルーヴルへ向かえるのだろう? 盲点を突かれると、読書の面白さを改めて実感する。 モナ・リザは重ね塗られたニスによって、もとの鮮やかな色を失ってしまったのだそう。 「古色は流れゆく時間の痕跡」という本文中の表現が印象に残った。 私が知っているモナ・リザも、黄ばんでいて、ぼんやりとした姿だ。 あれがモナ・リザだと思っている私を含めた多くの人たちは、あのモナ・リザが消え失せ、鮮やかなモナ・リザが現れたとき、どんな想いになるのだろう? なんとなく喪失感を覚えそうな気もする。 でも、うーん真の姿にも興味がある……。 答えの出ない問題だ。

Posted by ブクログ

2025/01/12

エンターテイメント性を持つ純文学。知的好奇心もアートへの感受性も満たされ、なおかつ、作者の客観的でシニカルな社会情勢への言及も面白い。結末に大満足。

Posted by ブクログ