- 中古
- 書籍
- 文庫
偏愛蔵書室 河出文庫
定価 ¥1,320
1,210円 定価より110円(8%)おトク
獲得ポイント11P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2024/12/06 |
JAN | 9784309421582 |
- 書籍
- 文庫
偏愛蔵書室
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
偏愛蔵書室
¥1,210
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
0
2件のお客様レビュー
2024年12月11日、グラビティの読書の星で紹介してる人がいた。 「国書刊行会の出版物が文庫化されるのは、お財布に優しいのでとても嬉しい。」
Posted by
大好き、というには怖すぎるからあまり読み直さないけれど、それでも本当に最高の一編だと思っている深沢七郎の「みちのくの人形たち」のパートをみつけて立ち読んでみたら、わたしが感じた怖さと近しいもの、かつその先の拡がりまで言語化されていて、おお、と思いレジに向かう。長蛇のレジ待ち中に例...
大好き、というには怖すぎるからあまり読み直さないけれど、それでも本当に最高の一編だと思っている深沢七郎の「みちのくの人形たち」のパートをみつけて立ち読んでみたら、わたしが感じた怖さと近しいもの、かつその先の拡がりまで言語化されていて、おお、と思いレジに向かう。長蛇のレジ待ち中に例によって先に摘み読みした巻末の「単行本版あとがき」にも最高に納得できるセンテンスがあって、完全に間違いなかったな、と思った。 『これは「書評集」ではなく「批評集」である。まるで無作為にぱっと本を開くかのような唐突さで、いきなり「文章」をフォーカスし、引用している。読者にとってはほんらい、全体は不要というか、あくまでも参考にすぎず、ひとつの極まった文章さえあれば、それだけで文学的トリップは可能だ。そこにあるのがたとえわずかな詩文の断片であっても、批評は可能なのである。』 「文学的トリップ」かどうかわからないけれど、わたしもそんな最高で「極まった文章」がひとつでもあれば、ストーリーやキャラクタ、物語の内容がしっくりきていなくても、言ってしまえばその前後の“文体”が気に入らなくても、その一作、一冊はOKになる、みたいなことを思いながら小説、本を読んでいたりして。それでいうとこの本も既に完全にOKな一冊なのだった。 そんな「極まった文章」がある本は、たまにその文章を読んだ時点で満足してその後は「不要」とまでは思わないけれど、一旦積んでしまったりすることもあるけれど、この本は他の部分も絶対に最高、というかまだまだ「極まった文章」にも出会える気がして、興奮しながら読み続けられそう。楽しみ。
Posted by