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偏愛蔵書室 河出文庫
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偏愛蔵書室 河出文庫

諏訪哲史(著者)

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偏愛蔵書室 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2024/12/06
JAN 9784309421582

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商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2024/12/11

2024年12月11日、グラビティの読書の星で紹介してる人がいた。 「国書刊行会の出版物が文庫化されるのは、お財布に優しいのでとても嬉しい。」

Posted by ブクログ

2024/12/07

大好き、というには怖すぎるからあまり読み直さないけれど、それでも本当に最高の一編だと思っている深沢七郎の「みちのくの人形たち」のパートをみつけて立ち読んでみたら、わたしが感じた怖さと近しいもの、かつその先の拡がりまで言語化されていて、おお、と思いレジに向かう。長蛇のレジ待ち中に例...

大好き、というには怖すぎるからあまり読み直さないけれど、それでも本当に最高の一編だと思っている深沢七郎の「みちのくの人形たち」のパートをみつけて立ち読んでみたら、わたしが感じた怖さと近しいもの、かつその先の拡がりまで言語化されていて、おお、と思いレジに向かう。長蛇のレジ待ち中に例によって先に摘み読みした巻末の「単行本版あとがき」にも最高に納得できるセンテンスがあって、完全に間違いなかったな、と思った。 『これは「書評集」ではなく「批評集」である。まるで無作為にぱっと本を開くかのような唐突さで、いきなり「文章」をフォーカスし、引用している。読者にとってはほんらい、全体は不要というか、あくまでも参考にすぎず、ひとつの極まった文章さえあれば、それだけで文学的トリップは可能だ。そこにあるのがたとえわずかな詩文の断片であっても、批評は可能なのである。』 「文学的トリップ」かどうかわからないけれど、わたしもそんな最高で「極まった文章」がひとつでもあれば、ストーリーやキャラクタ、物語の内容がしっくりきていなくても、言ってしまえばその前後の“文体”が気に入らなくても、その一作、一冊はOKになる、みたいなことを思いながら小説、本を読んでいたりして。それでいうとこの本も既に完全にOKな一冊なのだった。 そんな「極まった文章」がある本は、たまにその文章を読んだ時点で満足してその後は「不要」とまでは思わないけれど、一旦積んでしまったりすることもあるけれど、この本は他の部分も絶対に最高、というかまだまだ「極まった文章」にも出会える気がして、興奮しながら読み続けられそう。楽しみ。

Posted by ブクログ