
- 中古
- 書籍
- 書籍
- 1220-06-02
放課後によむ詩集

定価 ¥1,980
1,375円 定価より605円(30%)おトク
獲得ポイント12P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 理論社 |
発売年月日 | 2024/11/19 |
JAN | 9784652206362 |
- 書籍
- 書籍
放課後によむ詩集
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
放課後によむ詩集
¥1,375
在庫なし
商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
詩人の小池昌代さんによる詩のアンソロジー。 タイトルに冠された「放課後」とは、「群れ」から離れ、「独り」になる時間のことみたい。 学校でも、職場でも、家庭でも、人間は「群れ」で過ごしている。 そこから離れ、「独り」になったときに「詩」と向き合うのは、孤独で、贅沢な時間。 ...
詩人の小池昌代さんによる詩のアンソロジー。 タイトルに冠された「放課後」とは、「群れ」から離れ、「独り」になる時間のことみたい。 学校でも、職場でも、家庭でも、人間は「群れ」で過ごしている。 そこから離れ、「独り」になったときに「詩」と向き合うのは、孤独で、贅沢な時間。 詩とは、決して高尚なものではなく、「ポエムw」と、揶揄されるものではなく、詩を書くひとの孤独と、読むひとの孤独が、引き付けあって精製される結晶のようなものだと思う。 詩はしばしば難解だといわれる。 難解で、ナニイッテンダカワカラナイものは、ひとを孤独にさせる。 それでも、何度も同じ詩を読んでいくうちに、何かとっかかりのようなものが、できてくる場合がある。 それが嬉しい。 “詩が読めたらかっこいいなー”と思って、ときおり初心者向けっぽいのを手に取る。 わからない、わからないが、わからないのも楽しい。 こちらのアンソロジーは各詩に小池さんのコメントつき。 そのコメントが、素敵! 読むひとの詩を感じる心をやさしく開けてくれる感じ。 宮沢賢治、中原中也から、現代に活躍する詩人まで幅広いラインナップ。 社会で流通する「言葉」に、がんじがらめになって苦しいあなたに。 かつて「子ども」という名の「詩人」だったあなたにも。
Posted by
この詩集の編者は、「はじめに」で「詩は言葉で書かれていますが、実は言葉のない状態 沈黙がその芯にあります。そして詩は作品となって立つ前・・・平凡な生活の汚れや苦しみ、哀しみのなかにさえ、その種が散らばっているのです。」と記しています。とても深く心にささりました。遠い文芸と感じてい...
この詩集の編者は、「はじめに」で「詩は言葉で書かれていますが、実は言葉のない状態 沈黙がその芯にあります。そして詩は作品となって立つ前・・・平凡な生活の汚れや苦しみ、哀しみのなかにさえ、その種が散らばっているのです。」と記しています。とても深く心にささりました。遠い文芸と感じていた詩が、近しいものに感じました。 詩の最後に添えられた編者の言葉も、一つの詩を読んでいるようでした。宮沢賢治の「春と修羅」では、「意味よりも感じてみよう。」とあり、詩の世界に浸ることが大切なんだと、ホッとしました。 学校で勉強した詩も、初めての詩もありましたが、巻末の詩人紹介&ブックガイドで、興味が湧きました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で借りました。宮沢賢治【報告】さつき火事だとさわぎましたのは虹でございました もう一時間もつづいてりんと張つて居ります 新川和江【わたしを束ねないで】わたしを名付けないで 娘という名 妻という名 重々しい母という名でしつらえた座に 坐りきりにさせないでください わたしは風 りんごの木と 泉のありかを知っている風 わたしを区切らないで ,(コンマ)や.(ピリオド)いくつかの段落 そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章 川と同じに はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩
Posted by