社会人のための産業・組織心理学入門 改訂版

高橋浩(著者), 高橋修(編著)

• 販売会社／発売会社: 産業能率大学出版部
• 発売年月日: 2024/11/07
• JAN: 9784382158542

商品レビュー

2025/03/20

1. 序論
- 本書は産業組織心理学の全体像を解説するもので、組織行動、人事心理学、作業心理学、消費者行動の4つの研究領域に分けられる。
- 各章は組織と個人、職場集団と人間関係、ワーク・モチベーション、組織とコミュニケーション、リーダーシップ、人事アセスメント、人材育成、キャリア発達、産業・組織におけるカウンセリング、職業性ストレスとメンタルヘルス、消費者行動とマーケティングについて触れている。

2. 各章の要点
第1章: 産業組織心理学とは
- 産業組織心理学の歴史と研究領域について概観し、組織と個人の理解の重要性を強調。

第2章: 組織と個人
- 組織の構成要素や文化、個人の役割について解説。

第3章: 職場集団と人間関係
- 職場内の社会的手抜きの防止策、メンバー間の相互作用の重要性を説明。

第4章: ワーク・モチベーション
- マクレランドの欲求理論を基に、達成動機、支配動機、親和動機の役割を解説。

第5章: 組織とコミュニケーション
- 公式コミュニケーションと非公式コミュニケーションの違いを説明し、対人的コミュニケーションスキルの重要性を強調。

第6章: リーダーシップ
- リーダーシップスタイルの分類（システム1〜4）と、それが組織に与える影響を解説。

第7章: 人事アセスメント
- アセスメントツールの信頼性と妥当性を考察し、評価項目の設定の重要性を説明。

第8章: 人材育成
- 組織における人材育成のアプローチとその効果について解説。

第9章: キャリア発達とその支援
- キャリアの段階と課題について、建設的対処の方法を示す。

第10章: 産業・組織におけるカウンセリング
- カウンセリングプロセスの段階と必要な支援技法について説明。

第11章: 職業性ストレスとメンタルヘルス
- ストレスのメカニズムとその影響、ストレス耐性を高めるための要点を解説。

第12章: 消費者行動とマーケティング
- 消費者行動の定義と意義、マーケティングリサーチの重要性を説明。

3. 理論的枠組みと実践
- 理論と実践のバランスを強調し、理論に基づいた実践が成功に繋がることを説明。
- 社会人としての実務経験を理論に活かすことの重要性を述べている。

4. 結論
- 本書は、産業組織心理学の実践に役立つ知識と理論を提供することを目的としており、業務の効率化や人間関係の改善に寄与することを目指している。