1,800円以上の注文で送料無料

田沼意次 汚名を着せられた改革者 日経ビジネス人文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫
  • 1224-26-01

田沼意次 汚名を着せられた改革者 日経ビジネス人文庫

安藤優一郎(著者)

追加する に追加する

田沼意次 汚名を着せられた改革者 日経ビジネス人文庫

定価 ¥990

770 定価より220円(22%)おトク

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP/日経BPマーケティン
発売年月日 2024/10/03
JAN 9784296120185

田沼意次 汚名を着せられた改革者

¥770

商品レビュー

3

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/01/30

べらぼうで、登場する田沼意次 賄賂政治のイメージが強かったですが、意次というよりも、その家臣団の脇の甘さが、そのイメージを強くしたということでしょうか。 一代で成り上がった、豊臣秀吉のイメージと重なりました。家康と違い、代々の家臣団を持たない秀吉も、家の団結には苦労したはず。意次...

べらぼうで、登場する田沼意次 賄賂政治のイメージが強かったですが、意次というよりも、その家臣団の脇の甘さが、そのイメージを強くしたということでしょうか。 一代で成り上がった、豊臣秀吉のイメージと重なりました。家康と違い、代々の家臣団を持たない秀吉も、家の団結には苦労したはず。意次も一代で、政権のトップに立ち、城持ち大名となったから、苦労はあったのだろうなと。 徳川慶喜が将軍になったことで、意次の運命も開ける。商業主義で、財政を立て直した手法は流石という一方で、人は一度、権力を握ることで、権力の維持に腐心する。 当然、成り上がりは周りの嫉妬心から、一気に不満が湧く。 意次の子の死や、大飢饉、その後の松平定信による政治 白川の 清きに魚も 棲みかねて もとの濁りの 田沼恋しき 中庸の政治というのは、いつの時代も難しいものだと感じます。

Posted by ブクログ

2024/12/20

紀州藩士の家柄から後に紀州藩主、将軍についた吉宗に父意行が召し出されたことで田沼意次は第九代将軍家重の小姓として取り立てられる。 10年小姓を務めた後、家重の言葉を唯一聞き取れる大岡忠光に見出され、御側御用取次となる。 家重の特命で郡上一揆の吟味に加わり、その事務処理能力の高さ、...

紀州藩士の家柄から後に紀州藩主、将軍についた吉宗に父意行が召し出されたことで田沼意次は第九代将軍家重の小姓として取り立てられる。 10年小姓を務めた後、家重の言葉を唯一聞き取れる大岡忠光に見出され、御側御用取次となる。 家重の特命で郡上一揆の吟味に加わり、その事務処理能力の高さ、物事を的確に判断する力、人を巧みに使う力量を発揮し、大名に取り立てられる。 家重の隠居後、家治政権でも引き続き取り立てられ、老中に上り詰め輸入品(砂糖、朝鮮人参)の国産化、殖産興業に取り組む。 関東で発生した大水害、浅間山の噴火による冷害により政治不信が高まりに成り上がり者への反感もあいまって辞職。晩年は一万石の大名として過ごした。 家重の評価としては意次は正直者で、律儀者、また大岡忠光の評価は幕府の重職について以降も性格は温厚で権勢を誇ることもなく、人には謙った態度で接していた為、人に憎まれることも恨まれることもなかったというのがこれまで抱いてきた田沼意次のイメージと正反対で、確かに後の世で歪められ、汚名を着せられた可能性も否めないと思った。

Posted by ブクログ

2024/11/09

小中学校の時の日本史で学んだ田沼意次はまさに「賄賂政治家」のイメージそのものであるが、時代背景や政治的な思惑から過大なイメージがとなっているのがわかるし、当時の幕府の厳しい財政を立て直すには彼が必要だったと思う。 ただ政治家として脇が甘かったのは自己の責任だろう。

Posted by ブクログ