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毒殺魔の教室 新装版 宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ
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毒殺魔の教室 新装版 宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ

塔山郁(著者)

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毒殺魔の教室 新装版 宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社
発売年月日 2024/10/03
JAN 9784299060426

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商品レビュー

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2024/11/11

Amazonの紹介より 累計25万部突破「薬剤師・毒島花織の名推理」シリーズ著者の原点! 第7回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作。 小学6年生の男子生徒がクラスメイトを毒殺した。男子生徒は、同じ毒で服毒自殺を遂げ、犯行動機がはっきりしないまま事件は幕を閉じる。 3...

Amazonの紹介より 累計25万部突破「薬剤師・毒島花織の名推理」シリーズ著者の原点! 第7回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作。 小学6年生の男子生徒がクラスメイトを毒殺した。男子生徒は、同じ毒で服毒自殺を遂げ、犯行動機がはっきりしないまま事件は幕を閉じる。 30年後、ある人物が当時の関係者たちを訪ね歩くと、思いも寄らぬ事実と驚愕の真実が明らかに――! 30年の時を経て、当時の真相が覆されていくのですが、本当に小学生⁉と思うくらい、会話のやり取りが大人顔負けの嫉妬が渦巻いていて、印象がガラリと変わりました。 原点となった小学校内で起きた毒殺事件。 冒頭では、誰かの小説を読んだことにより、あの時の毒殺事件を思い出します。それはもしかして、この作家は事件の関係者⁉と匂わせる演出になっています。 そして、30年後のあの時の生徒をインタビュー形式に語っていくのですが、そもそもインタビュアは誰なのか?そういった推理をしつつ、あの時何が起きたのかをちょっとずつ明らかになっていきます。 果たして、何が本当なのか?様々な生徒だった人の証言を聴くのですが、みんな印象が変わっていました。 一人の人物でも、印象は様々で、読者を惑わさせます。 一応、事件の犯人は当時わかったものの、自殺という最悪のシナリオになります。一見、どこもおかしい所はないように感じましたが、一人の証言によって、真相は大きく変わっていきます。 その人は、現代パートでも活躍していくのですが、当時もう少し早く行動していればとツッコみを入れたくなるのですが、真実が覆されていく展開は、読んでいて気持ちが良かったです。 その反面、モヤモヤ感も増します。なにせ30年以上であり、時効を迎えているということで、黒幕がわかると同時に、なんだかやるせない気持ちにもなりました。 ただ、ミステリーとしての二転三転する展開は、読みやすさも相まって、引き込まれました。 どんどん剥がれていく表の「顔」。見た目は小学生だけれども、中身は大人と思うくらいの豊かな心情が面白く、途中から「大人」として読んでいました。 とにかく毒殺事件の裏には、色んなものが絡み合っていて、面白かったです。嫉妬って怖いなと改めて感じました。

Posted by ブクログ

2024/11/11

完璧な優等生の中身はなんだったのか。 小学生なら、あこがれるかもしれないが大人の視点で 見るとなかなかうすら寒いものを感じる。 誰しもが覚えのある感情がいくつも記述され、黒歴史を見せられている 気分だった。 誰も得をしないし、いいこともない。 重苦しい空気が最後まで続く苦しい作品...

完璧な優等生の中身はなんだったのか。 小学生なら、あこがれるかもしれないが大人の視点で 見るとなかなかうすら寒いものを感じる。 誰しもが覚えのある感情がいくつも記述され、黒歴史を見せられている 気分だった。 誰も得をしないし、いいこともない。 重苦しい空気が最後まで続く苦しい作品だった。 救われはしないが、生きていくしかない。

Posted by ブクログ

2024/10/22

かなりお気に入りの毒島シリーズの作者さんのデビュー作の新装版。 小学6年生の教室で、給食の牛乳を飲んだクラスの人気者が毒殺された。 当時犯人と思われたクラスメイトも、数日後同じ毒を飲んで自殺。 当事者二人が死んだことで、30年近く謎が明かされないままだったが、ある人物のインタビュ...

かなりお気に入りの毒島シリーズの作者さんのデビュー作の新装版。 小学6年生の教室で、給食の牛乳を飲んだクラスの人気者が毒殺された。 当時犯人と思われたクラスメイトも、数日後同じ毒を飲んで自殺。 当事者二人が死んだことで、30年近く謎が明かされないままだったが、ある人物のインタビューに答える形で、事件当時の事実が明らかになっていく。 小学6年生の記憶で、どれだけのことが明らかになるのか? 構成上、序盤に登場する人物は何とも嫌な感じ。 途中でインタビュアーがバトンタッチされ、一気に話が進んでいく。 どことなく不気味な雰囲気が流れる中、なかなか着地点が見えない。 その割にはページ数が多く、最後まで読むのに結構苦労した。 真相が分かれば、納得は納得だけど、それほど引っ張るほどのことなのか? また主要人物の一人の女生徒の本音がどこまで読んでも理解し難く、読後感は何とも微妙・・・ 毒島シリーズを読み慣れてしまっているので、そっちの方が読みやすい。

Posted by ブクログ

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