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耳に棲むもの
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耳に棲むもの

小川洋子(著者)

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耳に棲むもの

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2024/10/10
JAN 9784065368329

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商品レビュー

3.3

105件のお客様レビュー

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2026/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どこで見かけたかは覚えてないが、短編集を読んでみたいと思って、図書館から借りて読んだ本。 全体的にプロットは起承転結がゆるやかだけれど情景描写が丁寧で文学的な作品たちだった。私はドラマチックかつ話の起伏が大きいストーリーもしくは共感できるテーマとか題材を扱った作品が好きでよく読んでいたため新鮮に感じた。 「踊りましょうよ」の作品の中の、「はい、すべてが曲線です。神様は、直線をお作りになりません。自然も人間も、全部曲線でできています。耳もまた、例外ではありません。」という主人公の受け答えが、穏やかな答えなのに本質的で印象に残った。確かにそうだなぁと思ったのと、曲線的なものにあたたない、可愛いとか安心感を覚えるのに対して、直線的なものに冷たいとか少し気が引き締まるような印象を持つのは、自然というマザーネイチャーを無意識的に感じるからだろうか?リラックスしたい空間の中に、アイボリーとかウッディな素材や色のものを置きたくなる心理ってそういうことなんだなと腑に落ちた。 一方で「選鉱場とラッパ」は人間の暗い側面(主人公の少年がおそらく自分が殺しただろう犬を急いで隠そうと土を掘るシーンや、ラッパを屋台から盗むシーンとか)を描いていて、前の作品とは対照的に気持ち悪さを感じた。やってはいけない事をする人を見るとやはり気持ちが悪いというか、隠したくなるような自然な感情とは頭で分かっていても自分がストレスを感じているなと気づいて面白かった。自然な性質をそのまま受け入れるのはやはり難しいというか。

Posted by ブクログ

2026/02/27

著者が原作とシナリオを担当した同じ題名のVR映画が作られ、後にこの短編集が書かれたとのこと。どの短編も幻想的で夢を見ているかのようで、これまでに読んだ著者のどの小説よりも、心に落ちるまでに時間がかかりました。とても静かで孤独な中に、生々しくグロテスクな死が描かれることで、生きてい...

著者が原作とシナリオを担当した同じ題名のVR映画が作られ、後にこの短編集が書かれたとのこと。どの短編も幻想的で夢を見ているかのようで、これまでに読んだ著者のどの小説よりも、心に落ちるまでに時間がかかりました。とても静かで孤独な中に、生々しくグロテスクな死が描かれることで、生きていることの喜びが満ちてくるのを感じました。VR映画、観てみたいです。

Posted by ブクログ

2026/02/23

小川洋子さんの世界観を知らずして読んでしまったので、かなり戸惑った。笑 絵本や、ミュージカルの脚本を読んだような気持ち。 世界観を知っておいてから読んだ方がいい絶対。再読したい。

Posted by ブクログ