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弟、去りし日に 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2024/09/30 |
| JAN | 9784488155063 |
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弟、去りし日に
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商品レビュー
4.2
19件のお客様レビュー
主人公が関係者に話を聞きに行く度に考え方が変わってくる。誰が敵で誰が味方なのかもわからず、自分が何に巻き込まれているかどうかも理解できないまま、進展がなくて足踏み状態がしばらく続くのに、不思議と苦にならずに読み進めることができました。 人の話で考えが変わるのも、進展がなく足踏み状...
主人公が関係者に話を聞きに行く度に考え方が変わってくる。誰が敵で誰が味方なのかもわからず、自分が何に巻き込まれているかどうかも理解できないまま、進展がなくて足踏み状態がしばらく続くのに、不思議と苦にならずに読み進めることができました。 人の話で考えが変わるのも、進展がなく足踏み状態なのも現実としては当たり前のことで。そういう意味ではとてもリアルに感じられました。
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日本語のタイトルが秀逸 姪との出会いから 弟と邂逅する 終盤の展開は好き嫌いはあると思うが 兄の姿に静かな感動を覚えた
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こういう一歩一歩踏み締めて行く感じの物語は好き。 R・J・エロリー。邦訳では10数年前に『静かなる天使の叫び』があるのみとのことだが、聞いたことあるようなないような、読んだことあるようなないような。。 主人公ヴィクターのもとにある日、弟の訃報が届く。 アメリカ、ヴァージニア州、同じ州内のそう遠くない郡で保安官同士だった。 保安官になったのは弟の方が先で、追うような形で自身も保安官の職に就いた。 だが、その弟とは激しい仲違いの末、この10年近く言葉を交わすことすらなかった。 訃報にも、驚きはするものの悲しみや憤りは全く浮かんで来ない。 発見された場所、執拗に轢き殺された形跡から事件性のある死。知らなかった結婚と姪の存在。姪曰く、父は誰かに殺されたのだ、警察は当てにならないので真相を追ってほしい。 全く知らなかった弟の一面と対峙し、戸惑いながらもどこかやっぱり恨み節が先行し身が入らない感じが、淡白ではあるがローテンションな落ち着きを醸し出し、好きな語り口。 かたや自分の管轄する郡内の湖で発見された若い女性の遺体。薬物中毒の形跡と結紮痕が残る。 調べを進めて行くうちに州内の他の郡でも同様の若い女性が被害者となっている事件があるとの情報が矢継ぎ早に複数届く。 弟の事件から逃避するかのように一連の事件に力を注ぎ始めるが、いつしか弟の事件との繋がりが。。。 一見関係ない事件が繋がっているという、ありがちな偶然性には目をつぶるとして、事務所の受付係バーバラと真剣な内容を飄々と交わすやりとりや他郡の保安官達との熱い協力関係の構築の過程に、保安官の生き様の正しさを感じる気持ちの良い展開。 一章がとても短く構成されていてページ数の割にはさくさく進む感じもいい。 牽引力の割には、弟と何があったの?に対する書き込みの少なさや原題『the last highway』が暗示するという結末の強引さ(解説より)が自分的にはマイナス要素だったが、『静かなる天使の叫び』も読んでみたくなる(再読なのか?)ような好きな作風の作品。
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