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エリオと電気人形(3) ヤングジャンプC
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エリオと電気人形(3) ヤングジャンプC

黒イ森(著者), 島崎無印(原作)

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エリオと電気人形(3) ヤングジャンプC

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/09/19
JAN 9784088933979

エリオと電気人形(3)

¥550

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2024/10/14

エイダは第一印象こそヤバい人との認識だったけど、実際に人柄が描かれてみればヤバいけど倫理観は備えた稀有な人物だと判るね ていうか、科学者からすれば興味深い存在である筈のジーナを前にしてエリオの願いを叶えるに留めた精神性は称賛すべきものだと思うよ エイダがそうした人間性を示せば示...

エイダは第一印象こそヤバい人との認識だったけど、実際に人柄が描かれてみればヤバいけど倫理観は備えた稀有な人物だと判るね ていうか、科学者からすれば興味深い存在である筈のジーナを前にしてエリオの願いを叶えるに留めた精神性は称賛すべきものだと思うよ エイダがそうした人間性を示せば示すほど、同時期に登場した別種の科学者シュミットが危険な人間だと見えてくる てか、これまで明確な説明が為されて来なかったエリオの出生に関わっているというだけでもシュミットがこの物語において生半可な人物ではないと判る なら、抗う力を持たないエリオ達は彼と向き合うべきではない。この点でもエイダは親身になってエリオ達を助けてくれたね そして、あの街に来た最大目的のジーナの修理だけど、ちょっとしたもやもやを残す結果となったね… エリオは当初、異なる表情を見せる彼女をアンジェと認められずジーナとして接し元に戻そうとした でも、いざという場面で躊躇いが生じてしまったのはそれこそジーナもアンジェの一部である、彼女自身であると認められたからなのかな… そのような印象を残しただけに、アンジェに戻った彼女がパンを「おいしいな」と呟いたシーンにはほろりと来てしまったよ…… 24話から描かれた一連のエピソードは大切な人への想いの在り方を考える機会となったような エリオはアンジェを大切な存在と捉えている。そこには明確な理由付けなんて難しいくらい、時間を共に過ごしてきた経験が有る。エリオにとってアンジェが電気人形だなんて事実は関係ない このエピソードに登場したミシェルとヴァレットは全く異なる立場であり全く異なる感情を大切な人に向けていたけど、どちらも「不合理」で有ったという点は共通しているね ヴァレットの方はまだ判り易い 電気人形として手足のように使われ、主のシュミットも彼女に明確な愛情を示していたわけじゃない。それでもヴァレットは余命短いシュミットに寄り添うなんて不合理で無駄で意味の無い行為に殉じた。けれど、明確な理由付けなんて難しいけれど確信を抱ける行動へ自分を突き動かした彼女はシュミットを大切な存在と認識していたのだろうね また、シュミットの方も最後にはヴァレットに自由を与えようとしていたと感じれる描写が有ったのは良いな 対してミシェルの想いを正しく推し量るのは難しい… 父親から受けた虐待、逃げ出そうとした行動、そして父に迫る死を知って浮かべた表情。それらを見れば彼女が父を憎んでいると判断するのは当然と思える けれど、父の死体に縋り付いた際の発言は全く異なる印象を抱かせるね あの表情からは大切な人の傍に居る幸せや穏やかさを感じさせる 親子間で様々な経験を経た彼女にとって、父を失望させず、また父から虐待されずに済むあの状態こそ最も望ましい状態となるのかもしれない… ヴァレットとミシェルそれぞれが大切な人への想いの示し方を見せてくれた。対してエリオとアンジェはどうなるのかな アンジェが電気人形である限り穏やかな別れが待っているとは想像が難しい。また、この巻で示唆されたアンジェの来歴も気になる いつか訪れるだろう別離の際に二人はどのような「大切さ」を示すのだろうね?

Posted by ブクログ

2024/10/09

AIとの戦争を経て電力を捨てたスチームパンクな世界を、 電気を体内で作り出せる少女エリオと、 人類の敵だった電動機械人形の生き残りアンジュが旅する物語。 自らの意思で「大切な人を守る」という非合理的な答えが出せるなら、 機械にも心はあると言っていいんじゃないかな??

Posted by ブクログ

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