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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/08/21 |
JAN | 9784065363010 |
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
予想はしていたけれど、見事な伏線?回収だった。 現代は人とのつながりは薄いと言われているけど、高校生の時くらい人と接してこんな葛藤を味わってもいいのではと思う。
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「10代のあなたに会いに行こう」の言葉に誘われて手に取ってみた。 残念ながら…10代の私には会えなかった。 だって、みんなスマホも普通に持ってるし。 描かれている時代が、ごく最近のことのように思えた。 20代位の方がしっくりくる物語かも。 でも、クラスでマウント取り合うこと...
「10代のあなたに会いに行こう」の言葉に誘われて手に取ってみた。 残念ながら…10代の私には会えなかった。 だって、みんなスマホも普通に持ってるし。 描かれている時代が、ごく最近のことのように思えた。 20代位の方がしっくりくる物語かも。 でも、クラスでマウント取り合うこと、すぐに恋愛ネタに絡めてくることなどなど、いつの時代も同じようなことが繰り広げられているんだなぁと、ちょっと懐かしくなった。 ラストの繋がり方は予想通りで、スッキリ!
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Amazonの紹介より 十代のあなたに会いにいこう。 声を殺して泣いた日も、無理して笑ったあの日も。 ぐっと押し込めた心の痛みを、君嶋彼方は掬いとる。 学校の片隅で紡がれる、青とも春とも限らない日々を描いた連作短編集。 ■収録作品 走れ茜色 「俺と同じ人を好きな君。だからこの嘘...
Amazonの紹介より 十代のあなたに会いにいこう。 声を殺して泣いた日も、無理して笑ったあの日も。 ぐっと押し込めた心の痛みを、君嶋彼方は掬いとる。 学校の片隅で紡がれる、青とも春とも限らない日々を描いた連作短編集。 ■収録作品 走れ茜色 「俺と同じ人を好きな君。だからこの嘘は、絶対に隠し通す」 樫と黄金桃 「小学生時代の忘れたい過去。あの子だけがそれを知っている」 灰が灰に 「屋上で出会った不良。ある日、彼に屋上に呼び出されーー」 レッドシンドローム 「偶然見つけてしまった親友の裏アカ。一体どうしてこんなこと」 真白のまぼろし 「初めて漫画を描いていると話せた友達。一緒に描こうと決めたのに」 青とは限らない 「唯一心を許せる男友達。男女の友情って成立しないの?」 今迄の君嶋作品では、男女入れ替わりや時間を止めたり、恋人がアロマンティック・アセクシャルだったりとちょっと特殊な設定だけれども、登場人物達の心理描写が繊細で、この状況にどう対処していくのか、どこかリアルさが際立っていました。 今回の作品は、より現実的で、高校生達が初めての体験をすることで垣間見る心のモヤモヤ感や爆発といった感情の剥き出しが表現されていて、大人とは違った初々しさがありました。 出来事としては、2人が同じ人を好きになったことや友人がエロ垢を持っていたこと、高校生同士の口喧嘩など高校生としては、刺激的なことが登場します。大人になれば心の制限が発動して、なかなか思うように伝えず、控えめになってしまうところを、高校生たちは思うがままに行動していきます。 その表現は、どこかアオハルな風を感じさせてくれます。大人になったからこそ、大人では経験することのない「初めて」が新鮮に感じ、どこか懐かしくも感じました。 決してそれは楽しいことだけでなく、ビターな部分や切ない部分もあるのですが、それも含めて青春だなと思いました。 今迄の君嶋作品を読んできた分、この作品はより現実的だけれども、若者らしさの心の揺れ動きも丁寧に表現されていて、個人的には一番好きかなと思いました。 比較的明るい話題が登場するわけではなく、嫉妬といった怒りが沸々と感情剥き出しで湧いてくるのですが、その先に見えてくるのは、達成感や後悔、ちょっとの幸せといった、一言では表しづらい色んな感情が表現されていました。そこにはどこか爽快感が入り混じっていて、アオハルな印象を受けました。 大人では味わえない色んな感情が詰まった作品でした。
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