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恋はいつも少し足りない 140字で切ない結末
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恋はいつも少し足りない 140字で切ない結末

神田澪(著者)

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恋はいつも少し足りない 140字で切ない結末

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社
発売年月日 2024/08/09
JAN 9784299055590

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商品レビュー

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2024/10/22

溺れそうなほど巷に溢れるショートショートものに少しうんざりしていた今日この頃。 星新一に並ぶような作品に出会えることもほぼなく。 中には校正入ってないのかな…みたいなものもある。 おいおい。今回の納品でショートショート3冊もあるじゃないか……(自分で選んどいて) そんなやさぐれ...

溺れそうなほど巷に溢れるショートショートものに少しうんざりしていた今日この頃。 星新一に並ぶような作品に出会えることもほぼなく。 中には校正入ってないのかな…みたいなものもある。 おいおい。今回の納品でショートショート3冊もあるじゃないか……(自分で選んどいて) そんなやさぐれモードでブックトーク用のネタを探して気まぐれに開いたこちら。 ちょっとした衝撃を受けました。 5分が140字になるだけで、文字はこんなに鋭利になるのかね! 青春はもはやセピア色なわたしがザックリいかれちゃっているのに、現役民は大丈夫なのか(セピア色だからこそ刺さるんだったらどうしよう。こわい。) でも確かに「10文字ホラー」とか「ゆびさき怪談」も、シンプルと想像の成せる恐怖は素晴らしかったし、おもしろかった。 少ない材料から広がる想像と妄想はちょっとした麻薬です。 だからこそ。 悲しい矛盾がありまして。 ヒットして久しい54字シリーズでも感じた悲しき矛盾。 ここに手を伸ばす人のうち、甘口に言って3割は「角を曲がって告白する相手が誰なのか。それがなぜなのか」が理解できないのだ!(1作品目「二人分の足跡」参照) そもそも5分後シリーズがこんなに溢れているのは、単行本、文庫本1冊なんてとてもじゃないけど読むことができない。けど、あの短さならなんとか読める……という子に、親や学校が「何も読まないよりマシ」と買い与えている勢(わたしも含む)によるものが、かなりデカいのではと思っています。 そこの層に、この鋭さは鋭利が過ぎて刺さらないんですよ。 鋭利すぎて、蚊の口吻状態なんですよ。 いや、だとしたら刺さってんな。 やり直しますね。 そこの層の着込んでる鎧が頑丈すぎて、サーベル折れちゃうんですわ。 切れ味悪くてもはや鈍器だとしても5分後シリーズみたいな錆びた斧(ボロクソ言ってますが、古典文学のやつとか面白い構成でちょっと好き)がちょうどいいんですよ。 よし。これで行こう。 ということで、しっかりこの本の良さを味わうには、最低限「読める子」である必要があるような。 とはいえ、ゆびさきや10文字、54字よりは少し描写が増えている分、親切な仕上がりになっている作品も多くて、「読めない子」でもキャイキャイできる1冊ではある! とはいえ、前者群と後者群にベストを選ばせると明確な違いが出るんだろうなー。なんてひっそり実践してみようと目論見中。

Posted by ブクログ

2024/09/08

140字って、こんなに長かったっけ? ひとつの文章を読むたびに余韻に浸ってると、なかなかページが進まない。 しっくりと感情移入できるものもあれば、そうでないものもあるのだけれど、それもたぶん読む人によって異なるんだろうなと思う。 字数制限のある短い文章こそ推敲が要るような気...

140字って、こんなに長かったっけ? ひとつの文章を読むたびに余韻に浸ってると、なかなかページが進まない。 しっくりと感情移入できるものもあれば、そうでないものもあるのだけれど、それもたぶん読む人によって異なるんだろうなと思う。 字数制限のある短い文章こそ推敲が要るような気がする。 作者さん、お疲れ様です。

Posted by ブクログ

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