人は本に育てられる 幻冬舎新書738

坂東眞理子(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2024/07/31
• JAN: 9784344987401

商品レビュー

2024/09/17

『女性の品格』の坂東眞理子さんの著作。

　幼少の頃から読んでこられた本を紹介しながら、感じてこられたジェンダーギャップについても書いていらっしゃいます。例えば「大人になり結婚し子育ての時期だけでなく、子供の時から女の子は「好きなこと」をする時間が少なく。「やらねばならないこと」が男の子よりたくさんあったので、女の子は損だなとかすかに思った記憶があります。」（１９ページ）と、家の手伝いをしなければならなかった女の子の立場について書いておられます。
　そのあと本書では、現在までの半生を振り返られ、最後は「私の人生は本なしでは存在しませんでした。私は本を読むこと、書くことによって育ててもらったと思っています。　～中略～　ぜひ若い世代の方々にもたくさんたくさん本を読み、そして考えてほしいと心から願っています。」（１９４ページ）と、締めくくっておられます。

　時代背景の記述とあわせて坂東さんの読書遍歴を若い方特に女性に読んでもらいたいなと思います。

2024/08/30

10歳までは・ためになる本＜面白い本
本を読む≒罪悪感あるひそかな楽しみ
女性の偉人伝が少なすぎる
試験の前ほど本が読みたくなる
10代ー現実社会を学べる本を読むべき
科学分野を教える読書指導必要
東大・本を書いた人が身近に
日本文学の底流＝仏教
学生運動の闘士・ビジョンなし→共感できず
アメリカの価値観の変化ー緋文字→性の荒野
ハーバードでの黄金の日々
キャリアに戦力・足場→子どもを持つ
米国で繰り返し読んだ古今和歌集
過去の読書→スピーチでの言葉の厚み
働く両親支援
本は書き終わった瞬間から後悔にとらわれる
人生は本なしで存在しなかった