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あめりかむら 新潮文庫
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あめりかむら 新潮文庫

石田千(著者)

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あめりかむら 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/07/29
JAN 9784101318523

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あめりかむら

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商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2024/11/04

五編の物語。三分の二以上は表題作である。病の再発を疑われる中、気を紛らそうと出た旅で身体に異変を感じ、どういうわけか脳裏に浮かんだのは、若い頃から好きになれずに、距離を置いていた青年のことだった。人の心と身体のバランスの不可思議やその時にわからなくてあとから腑に落ちることの切なさ...

五編の物語。三分の二以上は表題作である。病の再発を疑われる中、気を紛らそうと出た旅で身体に異変を感じ、どういうわけか脳裏に浮かんだのは、若い頃から好きになれずに、距離を置いていた青年のことだった。人の心と身体のバランスの不可思議やその時にわからなくてあとから腑に落ちることの切なさが身に沁みる。ゆらゆらと引き込まれていくような読み心地の一冊。

Posted by ブクログ

2024/09/07

はじめての石田千さん。 繊細で詩的な表現がこの一歩を確かにする、というような読後。表題作「あめりかむら」はもとより、「クリ」「大踏切書店のこと」がどうにもよかった。わたしも冷奴に熱燗をひっかけながら、はやくおばあちゃんになりたい。

Posted by ブクログ

2024/08/25

過去に未来に「死」を抱きながら「生」を進む表題作『あめりかむら』をはじめ5編の作品は、生きることの闇と光が丁寧に静かに描かれている。 「ふだんはやりすごせる親しいひとのことばにやつあたりして、長い歳月をふつりと切ってしまうこともあった。病んで見えるのは、うつくしいものばかりでは...

過去に未来に「死」を抱きながら「生」を進む表題作『あめりかむら』をはじめ5編の作品は、生きることの闇と光が丁寧に静かに描かれている。 「ふだんはやりすごせる親しいひとのことばにやつあたりして、長い歳月をふつりと切ってしまうこともあった。病んで見えるのは、うつくしいものばかりではない。いらだちは、からだにそそぎこむ毒に思えた。」 心や身体が弱った時には、ありたい自分ではなくなってしまう…こともあるだろう。 お互い様と思えたならいいのだけれど。

Posted by ブクログ

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