口に関するアンケート

背筋(著者)

• 販売会社／発売会社: ポプラ社
• 発売年月日: 2024/09/04
• JAN: 9784591182253

商品レビュー

2024/09/19

最後の最後に、『そういうことだったんだ』って
ちょっとゾワゾワってした作品。
夫の勧めで読んだんだけど、
本当に30分もかからなかった。
本のサイズもスマホサイズ。
⁡
そういうことだったんだ…

2024/09/19

新作の『穢れた〜』よりはお手頃だったからネットでポチってみたら、届いたお菓子のオマケみたいなサイズの冊子にまず驚いた（笑）。内容も60ページほど、正味30分もあれば読めてしまう。

話はある心霊スポットに行った大学生グループが各々当時のことを語る音声データで構成されている。グループの中の女の子が後日遺体で見つかったからだ。
途中まで読むとあるカラクリに気づき、最後まで読むとさらに恐ろしい事実がわかる。ある人物の謀ったことが仇になったのはわかったけれど、最後の「口に関するアンケート」の意図するところまではわからなかった。
これも『近畿地方〜』と一緒で、わかりやすく正解が書いてあるわけではない。この著者のは何度も読んで考察させる作品なんだと了解していたので、前回ほど腹も立たず（笑）。
とりあえずもう少し咀嚼してみる？　いやその時間があるなら他の小説読みたいな〜。

2024/09/18

これは、ある肝試しの顛末。
口に関するアンケートにご協力ください。

『近畿地方のある場所について』で話題になった背筋さんのホラー小説です。
インパクトのある表紙と、手のひらサイズの小ささが目を引く一冊。

60ページくらいの短さで、それでもじっとり嫌な感じのホラー。
ページ数がページ数なので何書いてもネタバレになりそうですが、文字色を使った演出や、何回か読み返したくなる構成が面白いです。
気軽に読めてしっかり怖い。

昔、角川mini文庫という同じくらいのサイズの本が売っていて結構好きだったんですが、いつの間にか見なくなりましたよね。
読み応えや読みやすさ的には通常の書籍には劣りますが、場所も取らないし収集しても可愛いので、こんなサイズの本もまた今後定着していくと良いなと思います（同人誌ならいっぱいありそうですが）。