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赫夜

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2024/07/24 |
JAN | 9784334103811 |
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赫夜
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
平安時代の賤民を主人公にした小説というのが私には目新しかった。 自分にとってあまり聞きなれない言葉遣いも、小説に趣を添えていて好もしく感じた。 これでもかというくらいの苦難。人間の弱さ、愚かさ、狡さ。そういった中でも生き残った者たちの営みは連綿と続いて行く様子が描かれている。 予...
平安時代の賤民を主人公にした小説というのが私には目新しかった。 自分にとってあまり聞きなれない言葉遣いも、小説に趣を添えていて好もしく感じた。 これでもかというくらいの苦難。人間の弱さ、愚かさ、狡さ。そういった中でも生き残った者たちの営みは連綿と続いて行く様子が描かれている。 予測不可能な自然災害というのは決して他人事ではないし、人間の願いや祈りや努力や思いなど通じないどうしようもなさというのも古今東西あるだろう。善悪や好悪とは別次元で、それぞれの立場で現実の問題や変化を受け入れて生きていくしかない、それが人生。そうやって人間は生きてきたしこれからもそうしていくのだろう。
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2度の富士山の噴火という大災害ににみまわれながらも、懸命に生きる牧や郷の人々の姿に浸ってはいられなかった。 困難な上に困難が押し寄せても、そこには良民も賤民も関係なく、生き続けなければいけない。「生き続けなければいけない」この言葉が凄く胸に響きました。 主人公である鷹取の、牧に来...
2度の富士山の噴火という大災害ににみまわれながらも、懸命に生きる牧や郷の人々の姿に浸ってはいられなかった。 困難な上に困難が押し寄せても、そこには良民も賤民も関係なく、生き続けなければいけない。「生き続けなければいけない」この言葉が凄く胸に響きました。 主人公である鷹取の、牧に来てから心持ちが変化していく様子もとても興味深いものでした。 小説の中に没頭できて面白かったです。
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(借.新宿区立図書館) 舞台は富士山の麓岡野牧。延暦大噴火に巻き込まれた大中臣家の家人鷹取たちの苦闘を描く。牧人、遊女、山賊などなど。澤田瞳子作品としては『火定』とか『与楽の飯』とかの系列になるのかな。古代の「家人」という賤民を扱ったところがちょっと目新しい。といってもそれがメイ...
(借.新宿区立図書館) 舞台は富士山の麓岡野牧。延暦大噴火に巻き込まれた大中臣家の家人鷹取たちの苦闘を描く。牧人、遊女、山賊などなど。澤田瞳子作品としては『火定』とか『与楽の飯』とかの系列になるのかな。古代の「家人」という賤民を扱ったところがちょっと目新しい。といってもそれがメインではない。著者は史学を学んでいるので歴史的記述は信用できるとは思うが、当時の下層民はこういう感じなのだろうか(割とフリー?)。 ちなみに図書館の本なのにサイン入りはなぜ?と思ったが、サイン本の高価転売を防ぐための全冊サイン!(めっちゃ大変そう)とのこと。
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