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使嗾犯 捜査一課女管理官 ハルキ文庫
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使嗾犯 捜査一課女管理官 ハルキ文庫

松嶋智左(著者)

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使嗾犯 捜査一課女管理官 ハルキ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2024/07/11
JAN 9784758446556

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使嗾犯 捜査一課女管理官

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商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2024/09/11

愉しく読み進め、素早く読了に至った一冊だ。発生した事件を巡って警察の捜査員達が奔走し、他方に事件の波紋が拡がり、そこに中心的な人物の人生模様が絡むという、「刑事モノ」という感の物語だ。 題名に在る「使嗾」(しそう)という語は、耳目に触れることが全く無いとも言えないが、と言って頻出...

愉しく読み進め、素早く読了に至った一冊だ。発生した事件を巡って警察の捜査員達が奔走し、他方に事件の波紋が拡がり、そこに中心的な人物の人生模様が絡むという、「刑事モノ」という感の物語だ。 題名に在る「使嗾」(しそう)という語は、耳目に触れることが全く無いとも言えないが、と言って頻出しない語であるように思う。「指図して唆す」という程の意味で「指嗾」という字を使う場合も在るようだ。「指図して唆す」には、「悪事等を行うように仕向ける」という含意も在るという。本作の作中の事案を思い出すと、「なるほど…」という感じはする。 45歳の女性警察官である風石マリエは警視に昇進した。県警本部捜査第一課の管理官に着任した。管理官というのは、事件の捜査で、所轄署に本部の捜査員も加わる形で捜査本部が設けられる際、その本部の実質的な指揮を執る重要な立場である。県警で女性がこの管理官の位置に就くというのは初めての例で注目された。 その風石マリエ管理官が初めて指揮を執る事案が発生したが、少し特異な事件であり、事件も注目されるものだった。農山村部ということになる、県内の小さな町の小学校の校舎内で、6年生の男児が拳銃を持ち出し、彼を苛めていたという別な男児に向けて発砲したというのだ。撃たれた男児は負傷し、撃った男児も大きなショックを受けるという状態だった。 この事件が発生した町を含めて、周辺の幾つかの自治体を管轄する警察署に事件の捜査本部が設けられた。この捜査本部の責任者たる管理官として風石マリエ警視がやって来た。同じ警視の階級で年長である幹部も交じる捜査本部で、風石マリエ警視が初めて管理官としての仕事をすることになる。 事件に使用された拳銃は小型のモノで、力が弱い者でも扱い得るという代物であった。それはそれとしてそんなモノが何処から如何いう経路で小さな町に至って、小学6年生の男児に渡ったのか?捜査員達の手でそれを解明するのが、風石マリエ警視が管理官として指揮を執っている捜査本部の目標となっている。 「小学生が学校内で発砲」という特異な事件で、社会の好奇の目線にも晒され操作は色々と難しくなっていた。直接に事件に携わったのが、被害者側も被疑者側も小学生ということで、事情を聴き取ることも難航していた。そうした中、捜査本部に衝撃が走った。近隣で類似事件が発生したのだという。 こうして拡がりを見せ始める事態の中から、色々なことが明らかになり、何故にこうした異常な事件が起こったのか、その陰に在る者の正体というのが明かされる。 風石マリエ警視は来し方に想いを巡らせながらも未来を見詰め、難事件の解決を目指す。捜査本部に参加する様々な人達の描かれ方も面白い。風石マリエ警視は、補佐役の刑事が借り受けてハンドルを握る軽自動車のジムニーを「管理官用連絡車」のように使い、助手席に乗って身軽に関係先を訪ね、意外な情報を入手しているらしい異色な雑誌記者に会いに行くというようなこともする。こういうのも面白い。 本作の一件での活躍が面白かったが、「今後」というのも読みたいと思った。愉しい作品なので広く御薦めしたい。

Posted by ブクログ

2024/07/14

タイトルにある通り女性警視が管理官として初めての事件に挑むお話。イジメられていた小学生がイジメの首謀者を拳銃で撃つという事件から始まります。拳銃の出どころは?少年が入手した経緯は?という感じで捜査が始まります。 結構入り組んだお話で、読みごたえもあります。主人公が初の女性管理官と...

タイトルにある通り女性警視が管理官として初めての事件に挑むお話。イジメられていた小学生がイジメの首謀者を拳銃で撃つという事件から始まります。拳銃の出どころは?少年が入手した経緯は?という感じで捜査が始まります。 結構入り組んだお話で、読みごたえもあります。主人公が初の女性管理官という重責を担っていることや、他にも事件以外のいろいろな要素が絡み合っていて面白いです。 1つだけ言いたいですが、このお話はS県で起こりますが、冒頭で日本一の名峰とか言ってますし、県名をぼかす意味ありますか?

Posted by ブクログ

2024/07/12

とても興奮させられる一冊でしたね。 絡まった糸を根気よく、ほぐしていく感じで… まさか、子供が実弾の拳銃とは… これからの社会に一石を投じる内容だと思います

Posted by ブクログ

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