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三国志 新装版(九の巻) 軍市の星 ハルキ文庫時代小説文庫
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三国志 新装版(九の巻) 軍市の星 ハルキ文庫時代小説文庫

北方謙三(著者)

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三国志 新装版(九の巻) 軍市の星 ハルキ文庫時代小説文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川春樹事務所
発売年月日 2024/07/11
JAN 9784758446525

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2024/12/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

ストーリーはわかっているので、この先にスッキリと満足がいくような展開にはならないことも知っていた。 でも、もう少し手に汗を握らせてほしかった。 赤壁以降の曹操軍の停滞、呉も蜀も決定力がなくて、天下三分の計というよりも、三つ巴の膠着状態。 この間に水面下でいろいろ動いていることを、もう少し熱く語ってほしかったのだけど…。 例えば馬超の危機を救った張衛の顔を立てるため、馬超が劉備のもとに赴いた件。 一時的に劉備のもとで戦うことはあっても、劉備の旗下には入らないと決めていた馬超が、劉備の使者である簡雍(かんよう)と酒を酌み交わした後、劉備のもとで死ぬまで戦うと決めた。 以前なら、その際二人がどのような会話を交わしたのか、北方謙三の場合こういう時は抽象的な話に終始するのが常だけれども、それでもその二人の様子については書いていたはず。 が今回は、あっさり「そうなった」とだけ。 もう、漢(おとこ)が漢(おとこ)として戦う時代ではなくなったからだろう。 呂布ほどではないが、馬超もそれなりの傑物だったはずだが、曹操に敗けた後の馬超の目には絶望の色があったのだそうだ。 そしてそのことは、ずっと張飛ばかりを贔屓して、関羽の存在感が薄かった結果、今回は関羽の見せ場のはずが、感情を揺さぶられることはなかった。 ここにきて関羽はずっと「劉備と肩を並べて共に戦いたかった」と思っているわけです。 一人だけ離れたところに布陣させられているから。 自分の思いよりもやらねばならないことを成し遂げる関羽の姿は、ストーリーを知っているからこそ感動モノのはずなんだけどなあ。 私の感性が鈍りまくっているのだろうか。 『水滸伝』の時は、一人一人の書き分けが丁寧で、誰かが死ぬときは本当につらかったんだけど。 劉備と孫権、互いに相手を漁夫の利で領土をせしめる姑息なやつ、と思っているところが笑える。 やってることは50歩100歩じゃよ。 とりあえず作者も「姑息なやつ」と思いながら書いていることが分かって、ちょっと安心。

Posted by ブクログ

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