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太陽の脅威と人類の未来 角川新書
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太陽の脅威と人類の未来 角川新書

柴田一成(著者)

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太陽の脅威と人類の未来 角川新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2024/07/10
JAN 9784040824970

太陽の脅威と人類の未来

¥935

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2024/09/03

毎日見る太陽。しかし、この太陽について一体どれほどのことを知っているのだろうか。 太陽は、暖かい光を地上に届け、すべての生物のエネルギーの源である母なる星。 ところが、X線望遠鏡でみる太陽の姿は、激烈な光と熱の共演がその表面で繰り広げられている。そのスケールは大変なもの。表面で起...

毎日見る太陽。しかし、この太陽について一体どれほどのことを知っているのだろうか。 太陽は、暖かい光を地上に届け、すべての生物のエネルギーの源である母なる星。 ところが、X線望遠鏡でみる太陽の姿は、激烈な光と熱の共演がその表面で繰り広げられている。そのスケールは大変なもの。表面で起こっている爆発1つの大きさは最大のもので、地球の直径の10倍以上。水素爆弾10万個から1億個のエネルギー。あちこちで起こっている爆発は、光と熱を放つだけでなく、莫大な量の放射線粒子を噴き出している。何がどうなればこれほどの激しい活動が可能になるか。それは、この本を読むとよく理解できる。 太陽は質量比で約73.8%が水素、あとはほとんどヘリウム。核融合に必要な水素は豊富にある。太陽の中心の温度は1,580万度。また自らの重さによる加圧で高い密度になっているため、核融合に最適な環境になっている。 太陽にある黒点。正体は一種の巨大な磁石。この磁力によって爆発が起きる。この爆発、最大級のものをフレア、超巨大爆発をスーパーフレアという。この太陽フレアが、現代社会において、大停電や磁気嵐など甚大な影響を及ぼす。 と脅威ばかりではなく、太陽、惑星、月などの天体について興味深い話題も提供してくれる。 例えば、金星。地表の温度は400度以上。まあ地球より太陽に近いのでそんなもんかと思うが、驚くのは、自転速度。公転周期は約223日に対し、自転周期は約243日とかなり遅い。これはつまり1年より1日の方が長いということになる。 また、火星。この星で驚くのは、太陽系最大の火山があること。オリンポス山と名付けられたこの山の高さがなんと25km。エベレストは9km弱なのでいかに高いか。 その他、木星の衛星、エウロパやカリストには水は存在すること、土星の衛星、タイタンには液体メタンがあり、メタンで生きる生物がいるかも。とか面白いトピックスが尽きない。楽しく読むことができた。

Posted by ブクログ

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