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模索するNATO 米欧同盟の実像 叢書21世紀の国際環境と日本
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模索するNATO 米欧同盟の実像 叢書21世紀の国際環境と日本

鶴岡路人(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 千倉書房
発売年月日 2024/07/18
JAN 9784805113172

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2024/09/06

近年、ウクライナ戦争を背景にメディア出演が増えている鶴岡先生の新刊が出たので、読んでみた。 本書は、多面的な側面を有するNATOの本質を、公式文書、高官発言の徹底的な精査、現場に関与した経験からの「相場勘」に基づいて解説されている。 「相場勘」というと、科学的にいかがなものか...

近年、ウクライナ戦争を背景にメディア出演が増えている鶴岡先生の新刊が出たので、読んでみた。 本書は、多面的な側面を有するNATOの本質を、公式文書、高官発言の徹底的な精査、現場に関与した経験からの「相場勘」に基づいて解説されている。 「相場勘」というと、科学的にいかがなものかと一部の学術界隈から批判されそうな感じであるが、こうした現場の経験に基づく直感の重要性は、クラウゼヴィッツのいうところの「リーダーシップ」に通じるところがある。 本書を貫く主題としては、題目通り、NATOはこれまで「受け身」な組織であり、そのあり方を常に模索してきた組織であったとまとめることができよう。本書は、その根拠づけとして、主にアフガニスタンISAFとウクライナの事例を引き出して分析している。 筆者は、ところどころで、当時のNATOを一言で言い表す高官のフレーズを引用するのだが、欧米の政治家はさすがウィットな表現をするものだな、と私には全く関係ないのに感心してしまった。 総じて、NATOについて知らないことも多かったので、大変勉強になった。 以下、備考。 ・【p.19】NATOの「二重トラック」アプローチ ・【P.24】「サイレンス手続き」 ・【p.44】2002年11月のプラハ首脳会合にてNRF創設が合意 ・【p.52】兵力造成(force generation)とは、作戦に必要な兵力(数のみならず、求められる装備・能力)をNATOが評価・算定し、それが各国に提示され、各国からの貢献を通じて必要な兵力を確保する一連の作業 ・【p.63】英国などは、IED(即席爆発装備)対策だけでなく、情報ネットワーク化など、現地(アフガニスタン)の必要に応えるかたちで、導入。まさに「戦闘を通じたトランスフォーメーション」 Theo Farrell, transforming military power since the Cold War ・【p.69】2011年3月のリビア空爆作戦は、NATO作戦において「文民保護」、R2Pが初めて前面に掲げられた。 ・【p.99】2014年9月のウェールズ首脳会合で採択された「即応性行動計画(RAP)」は、「安心供与」と「適応」で構成。適応の主軸として、強化されたNRFとしての「高高度即応統合任務部隊(VJTF)」が創設 ・【p.104】(誤植?)ドンバスの和平協議は、2016年秋から2017年春にかけてでなく、2014年秋から2015年春にかけてでは? ・NATO部隊統合ユニット(NFIUs)とは、数十人規模で、バルト三国、ポーランド、ブルガリア、ルーマニアにそれぞれ設置された、平時・有事の際のNATO加盟国部隊の増派受け入れなどの調整をする機能をもった多国籍組織 ・【p.105】2016年7月のワルシャワ首脳会合では、「強化された前方プレゼンス(eFP)」の名称で、バルト三国とポーランドに対し各1個大隊(計4個大隊)のNATO部隊がローテーション派遣。 ・【p.129】NATOのSCのCOEはリガに設置 ・【p.162】戦術核軍縮の問題: ①透明性問題(露の戦術核は不明な点が多く、約2000発程度と見積もられる。欧州配備の米戦術核は200発程度)、②検証の難しさ、③核弾頭をカウントするのであれば、戦略核と戦術核の区分の維持が難しくなること。④MDや通常兵器とのリンクを検討する必要性 ・【p.188】戦略の最も基本的な目的は、脅威認識を示したうえで達成すべき目標を定め、そのための現実的な手段を抽出すること(フリードマン) ・【p.191〜】2022年戦略概念(前バージョンは2010年)で、「前方防衛」に転換 ・【p.221】「代表なきところ課税なし」 ・【p.232】日本とNATOには2010年6月に締結された情報保護協定があるが、NATOにはより高度な情報共有体制である「7NNN(今は単にNNN)」 ・【p.242】(誤字)ぞれぞれ ・【p.243】NATO防衛計画プロセス ・【p.251】露に関する考慮が独立変数で、ウ支援がその従属変数に

Posted by ブクログ

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