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幽囚の地 ハヤカワ・ミステリ
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幽囚の地 ハヤカワ・ミステリ

ハリソン・クエリ(著者), マット・クエリ(著者), 田辺千幸(訳者)

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幽囚の地 ハヤカワ・ミステリ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2024/07/01
JAN 9784150020057

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商品レビュー

4

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2024/08/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

予想外に好みのお屋敷ものホラーだったので、その点では大満足した。条件は良いのに安い物件、美しい景色、前途洋々で愛し合っているけど若干不穏な要素のある主人公たち、大真面目に妙な警告をしてくる親切な隣人、呪われた逃げられないルール、これアメリカの農場でやってるお屋敷ものホラーだ!となって嬉しく一気に読めた。 あらすじが「いずれルールを破って報復される」ことを明かしてるので、いつやっちゃうんだ、どっちがどんなふうに、というはらはらも楽しかった。 秋の終盤が相当怖くて不気味で(夏から秋のルールが気色悪すぎて良い)、土地の呪いが二段構えで罠になってるあたりはすごく好きだっただけに、終盤、そういうふうに乗り越えちゃうのか...と好みのラインから外れていくのを眺めるテンションになってしまった。 完全に好みの問題で、精霊に蹂躙されて終わったらそれはそれでげっそりしただろうし、いやでももっと暗く終わると思ってたな...と終盤の雰囲気の違いにだいぶ未練がある。 トータル面白かったし、和訳のタイトルは途中でそういうことか!となったし、性質の悪さが段階的に明らかになる呪いも、それがえげつないだけに主人公達の土地に惹かれながら精霊に憤る心理も良くてぐいぐい読めたので、作者の次回作は楽しみ。

Posted by ブクログ

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