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酔わせる映画 ヴァカンスの朝はシードルで始まる
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酔わせる映画 ヴァカンスの朝はシードルで始まる

月永理絵(著者)

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酔わせる映画 ヴァカンスの朝はシードルで始まる

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春陽堂書店
発売年月日 2024/06/24
JAN 9784394770091

酔わせる映画

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商品レビュー

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2024/09/27

読み始めたときは、映画の紹介ばっかなんかなってちょっとつまらんかもなって思ったけど、なんかどんどん入り込んでいった。たぶんは入込までに少し時間がかかる本のなのかも。取り上げられてる映画は、映画大国アメリカの作品だけではなくて、フィンランドやデンマークなど普段見ることの国の映画ばっ...

読み始めたときは、映画の紹介ばっかなんかなってちょっとつまらんかもなって思ったけど、なんかどんどん入り込んでいった。たぶんは入込までに少し時間がかかる本のなのかも。取り上げられてる映画は、映画大国アメリカの作品だけではなくて、フィンランドやデンマークなど普段見ることの国の映画ばっかり。基本的に英語で聞きたいけど英語圏以外の映画だとどうしても英語音声がなかったりすることがあって苦手だったけど、この中の作品のいくつかに興味が湧いたからこれをきっかけに今まで見たことのない製作国の映画を見てみたいと思った。映画の幅が広がるが楽しみになる本だ。

Posted by ブクログ

2024/07/23

一杯のビールの泡から始まる物語 第1章 お酒で酔わせる映画 ◉酔いの快楽  ゆらゆらと流れゆくワインのように(オタール・イオセリアーニ『落葉』)  飲んだくれの恋人たちによる最高の酒場映画(バーベット・シュローダー『バーフライ』)  西部の男たちの酒と食(ハワード・ホークス『リ...

一杯のビールの泡から始まる物語 第1章 お酒で酔わせる映画 ◉酔いの快楽  ゆらゆらと流れゆくワインのように(オタール・イオセリアーニ『落葉』)  飲んだくれの恋人たちによる最高の酒場映画(バーベット・シュローダー『バーフライ』)  西部の男たちの酒と食(ハワード・ホークス『リオ・ブラボー』)他  韓国焼酎から白酒へ(ホン・サンス『あなたの顔の前に』)  ヴァカンスとシードルは甘くない(ジャック・ロジエ『オルエットの方へ』)他  りんご酒をめぐるキツネたちの戦い(ウェス・アンダーソン『ファンタスティック Mr・FOX』)  悪魔でも救世主でもない「酒」を描く(トマス・ヴィンターベア『アナザーラウンド』) ◉不吉な酔い  そのグラスに口をつけたら地獄行き(ジョン・フォード『果てなき船路』)  増村映画と葡萄酒(増村保造『妻は告白する』)  飲むことを許されなかった酒が死を呼び寄せる(アキ・カウリスマキ『マッチ工場の少女』)  断酒会の風景(ガス・ヴァン・サント『ドント・ウォーリー』)  ビールを飲む女たち(ロバート・アルトマン『三人の女』)  ビールを飲む男たち(クリント・イーストウッド『グラン・トリノ』)他  追い詰められた者たちには日本酒がよく似合う(山中貞雄『人情紙風船』) ◉女が酒を飲むこと  彼女は物語を背負わずに酒を飲みつづける(ウルリケ・オッティンガー『アル中女の肖像』)  酒を片手に、女たちはしゃべりつづける(マイケル・パトリック・キング『セックス・アンド・ザ・シティ』)  生ぬるいビールと共に(バーバラ・ローデン『WANDA/ワンダ』)  日本酒の似合う女たち(成瀬巳喜男『流れる』)他  ホン・サンス映画の人々はもう韓国焼酎を飲まない(ホン・サンス『小説家の映画』)  ウイスキーとジーナ・ローランズ(ジョン・カサヴェテス『オープニング・ナイト』) [映画リスト]酒場映画―一度は行ってみたいあの酒場 第2章 りんごと映画の酔わせる関係 ◉りんごを齧るとき  悪い男たちは本当にりんごを齧るのか?(レオス・カラックス『アネット』)  悲しむ者はりんごを丸ごと食べつくす(ビー・ガン『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』)  不貞腐れた顔の女たち(大九明子『美人が婚活してみたら』)他  青年が真実と向き合うとき(青山真治『東京公園』) ◉りんごが象徴するものは何?  「りんごを磨く人」とは誰のこと?(ガス・ヴァン・サント『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』)  大人と子どもの友情を紡ぐもの(ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』)  少年が選んだ最高のクリスマス・プレゼント(チャールズ・ロートン『狩人の夜』)  善と悪との間を彷徨う男たち(アナス・トマス・イェンセン『アダムズ・アップル』)  禁断の果実が導くロマンティックコメディ(プレストン・スタージェス『レディ・イヴ』)  真っ赤な靴と赤い唇の女の子(ヴィクター・フレミング『オズの魔法使』)他  笠智衆はひとり、りんごの皮を剝く(小津安二郎『晩春』) ◉りんごを愛する者たち  ラブコメの女王はりんごがお好き?(ロブ・ライナー『恋人たちの予感』)他  「りんごの画家」セザンヌと作家ゾラの友情を紡いだもの(ダニエル・トンプソン『セザンヌと過ごした時間』)  少女は自分だけの言葉を獲得する(横浜聡子『いとみち』)  女たちはおしゃべりをし、りんごを食べる(ホン・サンス『逃げた女』) ◉りんごは隠せない  西部の早撃ちガンマンが撃ち落とすものとは(セルジオ・レオーネ『夕陽のガンマン』)他  傷ついた大人たちの旅はどこまでも続いく(マチュー・アマルリック『さすらいの女神たち』)  部屋のなかに隠された三つのシンボル(ペドロ・アルモドバル『抱擁のかけら』)  りんごを食べる男の喪失と再生の物語(クリストス・ニク『林檎とポラロイド』) [映画リスト]赤と緑の映画―りんごが喚起する二つの色 第3章 酔わずに食べたい映画  悪い男たちの食事風景(マーティン・スコセッシ『グッドフェローズ』)他  食べることの幸福を思い出す最後の晩餐(リチャード・フライシャー『ソイレント・グリーン』)  家事と労働と(シャンタル・アケルマン『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080 コメルス河畔通り 23番地』)  パン生地を捏ねる人々(オフィル・ラウル・グレイザー『彼が愛したケーキ職人』)  白玉団子が招いた夫の帰還(黒沢清『岸辺の旅』)  おとぎ話の甘いケーキがもたらすもの(ジャック・ドゥミ『ロバと王女』) [映画リスト]おつまみ映画―日本映画に見る美味しい酒の肴

Posted by ブクログ

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