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嘘つきな彼との話
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2024/06/19 |
| JAN | 9784120057984 |

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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
孤独を抱える二人の青年が、ボクシングを通じて心の交流を深めていく物語です。主人公の一郎と辰巳は、運命的な出会いを果たし、共に成長しながら互いの秘密を抱えています。ボクシングの世界を舞台にしながらも、作品の魅力はその激しさとは裏腹に、二人の友情や支え合いの温かさにあります。特に、辰巳の涙や、一郎の思いやりが描かれることで、彼らの繋がりがより深く感じられます。ボクサーという存在が持つセンチメンタルな側面も巧みに表現されており、読者は彼らの心の葛藤や成長に共感を覚えます。最終的に、たっちゃんの幸せな結末が描かれ、心温まる余韻が残る作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
あまり馴染みのないボクシングの世界の小説。 港湾荷役をしながらボクシングを始めたイチ、夕方、港からジムまで走っているとき、同じ時間に反対側を走っている同年代の男性に気づく。青信号で一緒に駆け出し、向こう岸に着いて声を掛ける。 そしてその男、たっちゃんと一緒に走るようになる。 たっ...
あまり馴染みのないボクシングの世界の小説。 港湾荷役をしながらボクシングを始めたイチ、夕方、港からジムまで走っているとき、同じ時間に反対側を走っている同年代の男性に気づく。青信号で一緒に駆け出し、向こう岸に着いて声を掛ける。 そしてその男、たっちゃんと一緒に走るようになる。 たっちゃんは豆腐屋で働いていて、友だちも家族もいない。イチとはちょっと似ているような境遇。 そこでジムに誘ってみる。ボクシングが全然似合わないたっちゃんだったが、無心でサンドバッグを叩いたりしているうちにそれなりに強くなり、試合にもイチと同じ頃に出るようになる。 その無心なボクシングが人気になるが、たっちゃんはある時ジムを去ってしまう。 試合の後で何時も泪を流すたっちゃん、イチはその泪の訳が知りたくてたっちゃんを探す。 たっちゃんには誰にも打ち明けられない秘密があるようだが、ひた隠しにしている。 うなされているときの話をして、聞き出そうとするがうまくかわされる。 イチにも育ってきた環境の中で人には言えないこともあり、たっちゃんを気にかけている。 社会の底辺で育ってきた二人、イチにはたっちゃんが守るべき存在のように思えたのだろう。 しかし、たっちゃんはイチより精神的には強かったかもしれないし、イチはたっちゃんに見守られていたのかもしれない。 二人の友情というか、固くはない緩やかな支え合い、繋がり、なんかそういうものを感じた。 ボクシングは激しく、時には暴力的に感じるが、この小説の底には、穏やかな二人の心の交流ではないだろうか。 たっちゃんの最期はきっと幸せだったと思い、ホッとした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これを読みたかった!三羽省吾久々の大傑作。 世の中が豊かさに酔いしれて悪乗りしてたバブル時代に、ボクシングという泥臭い世界で、底辺からストイックに練習を重ねて階段を一歩ずつ登ろうとしていく男二人の物語。 ド直球の友情と正統派ボクシング小説。三羽省吾は警察ミステリーとか近未来SFに浮気せんと、こういうの書いてほしいんよ! 色々書きたいことは浮かぶけど、とにかく読んで欲しい。ボリューム自体は少なく、決して読みにくい文章ではなく(ラフィンノーズと渡辺次郎とかあの時代に生きた文化の記載はあるけど)3時間もあれば読み切れるので是非。その3時間が濃ゆい読書経験になること、請け合いますよ。(趣味が違ったらゴメンやけど)
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ボクサーっていう人たちは、本当にどうしてこうもセンチメンタルが似合うのかな… 実物の彼らとは接したこともないし、本当のところはわからない。でもジョーや丹下段平が、三羽さんにかかればこうなるのかなと。「俺たちにはバッセンが足りない」に流れているあのセンチメンタルが、この話にも流れて...
ボクサーっていう人たちは、本当にどうしてこうもセンチメンタルが似合うのかな… 実物の彼らとは接したこともないし、本当のところはわからない。でもジョーや丹下段平が、三羽さんにかかればこうなるのかなと。「俺たちにはバッセンが足りない」に流れているあのセンチメンタルが、この話にも流れていて、またそういう者を読めて良かった。
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