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テトラド(2) 統計外暗数犯罪 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/06/13 |
JAN | 9784041150870 |
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テトラド(2)
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
今になって神野さんが自転車を盗んだ理由が分かるなんて。今分かっても何も出来ないのが悲しい。 あの時、永代さんに補導する以外の選択肢は無かったけど、その時理由が分かればどうにか出来たのではという後悔。辛い。 土師家は家を建て替えた時には手遅れなような。 一番人が怖いと思った場面。 百愛部は、皆規さんは静真を選んだと言ったが静真を選ばしたのは百愛部だなと思った。 百愛部は死にたくない、助けてと言いながら自分の影響で他人が死んでも自分は悪くない、しょうがないと言う。 生まれ持った過剰共感能力はしょうがないと思う。育った環境も悪かったのかもしれない。けど、それでもあまりにも身勝手ではないかと思う。 永代さんは怒りに飲まれても理性が大分残ってた。百愛部を殺す前に坎手さんが間に合って良かった。永代さんが誰も殺さなくて、永代さんが死ななくて良かった。 皆規さんが最後、坎手さんに言った「君はもう戻ってこなくていい」の意味が分かって泣いた。 自分はもう助からないから、ここはもう危ないからという意味だと思ってた。それもあっただろうけどそれだけじゃない。 皆規さんは最後の最後まで人を助けてましたね。 そんな人だから慕われる。疑われても信じる人がいる。
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他者への共感が著しく欠如している刑事と、共感に長けた少年が事件捜査に携わるクライムノベル。「共感力を持たない存在は悪か」「先天的な身体機能の障害による犯罪に情状酌量の余地はあるか」など、本作に込められた問題意識は根深い。
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とても面白かった。百愛部の捜索からの永代の逃亡は全くの予想外の展開で驚いた。構成がすごくて一気に読み進めた。 「正義は、状態ではなく行為を指すーー。」という憐のセリフや『人が人間として生きられるのは、自分や子どもたちが次の年、そして何年後と生き続けているだろうと思える環境のなかでだけなのだ』という引用が印象的。ラストが死にゆく皆規視点で語られるのに、希望が満ちあふれているように感じた。
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