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歌人探偵定家 百人一首推理抄
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2024/06/12 |
JAN | 9784488029043 |
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歌人探偵定家
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商品レビュー
3.4
9件のお客様レビュー
恐る恐る読み始めたのだが、なかなか面白かった。定家を探偵役に和歌が絡んだミステリというのはケレン味があり、思いつきそうでなかなか思いつかない、思いついてもなかなか書けない設定だと思う。作者に拍手である。 個人的には、当時の生活に対する蘊蓄がとても興味深かった。しっかり調べてあ...
恐る恐る読み始めたのだが、なかなか面白かった。定家を探偵役に和歌が絡んだミステリというのはケレン味があり、思いつきそうでなかなか思いつかない、思いついてもなかなか書けない設定だと思う。作者に拍手である。 個人的には、当時の生活に対する蘊蓄がとても興味深かった。しっかり調べてあるし、それがうまく物語に溶け込んでいて感心した。和歌が絡むということについては、作品によってばらつきがある感じがしたが、連作を最後まで読んで「なるほど」と思わせてくれたのはよかった。それでも、和歌についてはもうひとつ掘り下げてほしいような気持ちもあった。なんといっても定家を出してくるくらいなのだから、もっとびっくりさせてほしいというのが本音である。 肝心のミステリとしては、さまざまな趣向の事件を取り揃えてくる作者のサービス精神と頑張りは感じたけれど、肝心のトリックのところで「ちょっと小粒かな」と思わないでもなかった。ただ、それが鎌倉時代の文物と自然に組み合わさっていくのは見事で、そのあたりが見せどころなんだなと楽しく読めたので、それはそれで良いのだと思う。連作の中では、西行のエピソードが一番印象に残り、物語としての結末も含め「お見事」と思った。他の短編の中には「そんなの可能?」って首を傾げるようなものもあったけれど。 一番不満だったのは探偵役の造形で、エキセントリックな探偵役という、ホームズあたりから始まった典型をあまりにすんなりなぞっているようで、正直それだけは興醒めであまり感情移入ができず魅力的に感じられなかったのが悔しい。やたら出てくる「っ」とか。ワトソン役も含めて、本当にわかりやすく、安心してよめるものではあるのだが。 全体としてはとても楽しい読書になった。ぜひ「百人一首」完成まで読みたいものである。
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歌人・藤原定家が探偵役の連作短編集。語り手の平保盛は途中で気づいたが『蝶として死す』の頼盛の息子で、折に触れて父の偉大さを回想しているので前作を思い出してほろりとする。 定家が事件に首を突っ込む理由が、死体に和歌が添えられているのが和歌が汚されたと怒り心頭なのが面白い。この定家の...
歌人・藤原定家が探偵役の連作短編集。語り手の平保盛は途中で気づいたが『蝶として死す』の頼盛の息子で、折に触れて父の偉大さを回想しているので前作を思い出してほろりとする。 定家が事件に首を突っ込む理由が、死体に和歌が添えられているのが和歌が汚されたと怒り心頭なのが面白い。この定家のキャラクタはエキセントリックすぎてちょっと退くが、鎌倉時代ならではの習俗やトリックがあって楽しめた。
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頼盛さんは物静かだったけどずいぶん騒がしい主人公来たな。 そして初めてあとがきがあったので思わず先に読んでしまった。暴力はいけません定家さん。
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