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夢喰い 佐藤史生傑作短編集
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夢喰い 佐藤史生傑作短編集

佐藤史生(著者)

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夢喰い 佐藤史生傑作短編集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2024/06/03
JAN 9784309257563

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2024/06/06

佐藤史生短編集「夢喰い」。 80年代のSF少女マンガ家として活躍した方だそうです。少女漫画家さんは知らない方がとても多く、自分的にはフロンティアな部分です。 まあ、知っていると思うこと自体が傲慢ではあると思います。知らないことを知るのは喜びであるので、購入しました。 空想と幻想...

佐藤史生短編集「夢喰い」。 80年代のSF少女マンガ家として活躍した方だそうです。少女漫画家さんは知らない方がとても多く、自分的にはフロンティアな部分です。 まあ、知っていると思うこと自体が傲慢ではあると思います。知らないことを知るのは喜びであるので、購入しました。 空想と幻想と奇想の織りなす物語が、作者の色なのかなと短編8作を読んで思いました。没入感を物語への共感とするのなら、没入よりも耽溺の方が近い気がする。 なんだろう、揺蕩うという表現で独語を語るのが一番近しいか。物語に入り込むよりも、沈んでゆくという感覚。気持ちがよい。液体と個体の中間の柔らかさのものに沈みゆったりまどろむ気分がある。 物語のクライマックスでは、衝撃があるのだけど、それを踏まえた上での気だるさの中の幸福感なのかな。 『金星樹』『阿呆船』『羅陵王』『塵の天使』の読後感がいいですね。このまま物語の中に沈み込んでしまいたい、という危うさをもつ幸福感です。 メガテン好きなので『レギオン』が好みであるのは言うまでもない。この物語の先に「BASTARD」があるような気がします。多少は影響受けているんではないかなぁ。

Posted by ブクログ

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