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オツベルと象
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オツベルと象

宮沢賢治(著者), 荒井良二(絵)

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オツベルと象

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三起商行
発売年月日 2020/08/07
JAN 9784895881555

オツベルと象

¥990

商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2024/09/21

宮沢賢治文学忌、賢治忌 1926年の作品 宮沢賢治の作品はほんとにたくさん出版されていますが、今年もミキハウスで 色合いが違うので、 「森の絵本」の荒井良二先生の絵だと しばらく気が付きませんでした 作中にも「赤」に怒りがありました 作画にも怒りの「赤」がありました ある牛...

宮沢賢治文学忌、賢治忌 1926年の作品 宮沢賢治の作品はほんとにたくさん出版されていますが、今年もミキハウスで 色合いが違うので、 「森の絵本」の荒井良二先生の絵だと しばらく気が付きませんでした 作中にも「赤」に怒りがありました 作画にも怒りの「赤」がありました ある牛飼が語り部 優秀な経営者であるオツベルが 迷い込んだ心優しい白い象を だまし拘束して 自分の経済の為に 過酷な労働を課していく 労働そのものは楽しんでいた象 食事は減らされ 仕事は増やされ 遂に仲間に助けを求める オツベルは潰されて 自業自得なのであろうが 解放された白い象は心からは喜ばない さびしく わらう 経営と労働と対価 均衡が保てる社会って 未完成 ちゃーんとした 宮沢賢治レビューは kumaさんでどうぞよろしく

Posted by ブクログ

2024/05/30

白い象はなぜオツベルのところに来たのか。そして留まったのか。白い象は小さい子供、無垢の象徴なんだね。で、世間に揉まれて、最後苦笑いは大人になった証。オツベルは白い象を搾取しすぎたし、白い象の力を削ぐことに躍起になりすぎた。白い象にとって最初は楽しかった労働が苦痛になって、オツベル...

白い象はなぜオツベルのところに来たのか。そして留まったのか。白い象は小さい子供、無垢の象徴なんだね。で、世間に揉まれて、最後苦笑いは大人になった証。オツベルは白い象を搾取しすぎたし、白い象の力を削ぐことに躍起になりすぎた。白い象にとって最初は楽しかった労働が苦痛になって、オツベルを憎む気持ちに変わった。バランスを取るって難しい。最後の川に入っちゃダメは、そんな労働の世界に足を踏み入れてはいけないってことなのかな。自営しろってことかな。

Posted by ブクログ

2021/05/30

小学校の授業で習ったお話。人間(オツベル)の勝手な貪欲ににこやかな象がどんどん衰えていく。資本家と労働者に喩えられてるんですね。無理ばかり言い、食べ物もどくに与えない資本家と日々笑顔がなくなり衰える労働者。労働者の象は最期に仲間の象達の立ち上がりにより救われます。しかし、その間に...

小学校の授業で習ったお話。人間(オツベル)の勝手な貪欲ににこやかな象がどんどん衰えていく。資本家と労働者に喩えられてるんですね。無理ばかり言い、食べ物もどくに与えない資本家と日々笑顔がなくなり衰える労働者。労働者の象は最期に仲間の象達の立ち上がりにより救われます。しかし、その間にいる16人の百姓達。これまた、オツベルに雇われている真の労働者が何ひとつ言わず黙っている。象の言葉にギョッとしたりその場をうろうろしたり。声を上げなければならない百姓への不甲斐なさが描かれている。1字不明は投げかけ(子=君)表す。

Posted by ブクログ

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