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日本の財政 破綻回避への5つの提言 中公新書2802
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2024/05/22 |
| JAN | 9784121028020 |
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日本の財政 破綻回避への5つの提言
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日本の財政 破綻回避への5つの提言
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気鋭の財政学者である著者が、日本の財政の危機的な状況を再確認し、それをどのように立て直すべきかを考察。具体的には、財政再建の方策として、①規模ありきの財政出動から、賢く効果的な支出「ワイズスペンディング」へ、②企業・産業の新陳代謝の促進、雇用の流動化、③抜本的な税制改革、④セーフ...
気鋭の財政学者である著者が、日本の財政の危機的な状況を再確認し、それをどのように立て直すべきかを考察。具体的には、財政再建の方策として、①規模ありきの財政出動から、賢く効果的な支出「ワイズスペンディング」へ、②企業・産業の新陳代謝の促進、雇用の流動化、③抜本的な税制改革、④セーフティネットの構築、⑤規律を回復させる「ペイアズユーゴー」など財政ルールの設定の5つを提言。 我が国の財政健全化に向けて、非常に示唆に富んだ内容だった。 我が国財政の危機的状況について、また、MMT等の積極財政論的な奇策も跋扈しているが、経済において「ただ飯(フリーランチ)」はなく、政府が無制限に赤字を出し続けることはできないということを、改めて認識した。MMT、物価水準の財政理論(シムズ理論)等の奇策の概要とそれらの懸念点についても丁寧に解説されており、参考になった。 世間的な評判は悪いが、財政再建において重要な役割を果たすのが消費税であり、消費税には種々のメリットがあるという認識も共有した。そして、著者の5つの提言も、抜本的な改革が必要な部分も多いので実現可能性という点でどうなのかと思うところもあったが、いずれも納得できるものであった。 また、日本の財政にからめて、財政の機能や財政に関わる様々な経済学理論、そして、アベノミクスの功罪、世界で進む税制のイノベーション、給付付き税額控除の議論など、様々なトピックがわかりやすく解説されていて、勉強になった。ただ、キャッシュフロー税の説明など、自分にとってなかなか理解が難しい部分もあった。 本書で紹介されている、経済学者、一般国民ともに財政に対する危機意識は共有しているが、財政悪化の原因(経済学者は社会保障費が主と考えているが、一般国民は政治の無駄遣いや高い公務員の人件費がと答える人が多い)や消費税に対するイメージ(経済学者は安定財源、効率的な税というイメージが強いが、一般国民は景気に悪影響や逆進的で不公平という回答が多い)といった点では両者に乖離があるというアンケート調査の結果もとても興味深かった。本書でも指摘されているが、国民が財政について正確に理解し、「自分事」として捉えられるように仕向けることが重要だと思われる。
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https://www.chuko.co.jp/shinsho/2024/05/102802.html https://www.chuko.co.jp/prize/127490.html
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目新しいことは書いていないが、なぜ何人もの人が何度も言っているのにこんなに簡単で明らかなことが世論に伝わらないのか不思議だ。 国民は自分たちが受けている公共サービスと負担を結びつけていないと指摘しているが、たしかにそうだと思う。 そもそも政府が信頼されていないのが根本的な問題だが...
目新しいことは書いていないが、なぜ何人もの人が何度も言っているのにこんなに簡単で明らかなことが世論に伝わらないのか不思議だ。 国民は自分たちが受けている公共サービスと負担を結びつけていないと指摘しているが、たしかにそうだと思う。 そもそも政府が信頼されていないのが根本的な問題だが、自分の利益になる政治家を選ぶ国民の責任でもある。(財務省への不審感を国民に植え付けた政治家の罪は重いが) 日本人は、いつか財政破綻した時に、戦後と同じように被害者顔をするのだろう。
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