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凍原 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/05/15 |
JAN | 9784065337837 |
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
銀鼠色の街、釧路。十七年前、弟を行方不明のまま失った松崎比呂は、刑事となって帰ってきた。その直後、湿原で青い目をした他殺体が発見される。(e-honより)
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釧路湿原を舞台に物語は進む。 17年前に突然失踪した少年と取り残された家族。姉は刑事になり、青い目をした男の殺人事件の捜査に加わる。 敗戦後樺太から帰国した女たちの不幸な生活が重なり事件へと至っていた。 物悲しい人生。
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湿原で一人の青年の遺体が発見される。 一番の特徴である青い目が意味するものは何か。 事件を担当する刑事の比呂は、それを紐解く過程である女性の人生を辿ることになる。 事件の背景にあるものが、釧路独特の低く垂れ込めた空気感にこれ以上ないくらい相応しい。事件が解決してもなお納得できない動機に、本来ならモヤモヤが残るのだが、なぜか読後感はシンとしている。 すべてを語り終えたキクが、あなたは誰かと問われ「十河キク」だと答えたシーンが印象的だ。思わず初めから読み返してしまった。
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