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収奪された大地 新装新版 ラテンアメリカ五百年
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 藤原書店 |
| 発売年月日 | 2024/04/30 |
| JAN | 9784865784206 |
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収奪された大地 新装新版
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
資本主義の影響を受けたラテンアメリカの歴史を描いた本書は、欧米先進国による収奪がもたらした経済的、文化的、環境的な傷跡を浮き彫りにしています。ジャーナリストの視点から書かれているため、読みやすさがありつつも、深い理論的な考察を求める内容も含まれています。70年代に執筆されたため、現代の感覚では冗長に感じる部分もありますが、過去の理解を深めることで、現在の問題を照らし出す重要な意義を持っています。グローバルサウスの視点が注目される今、再評価が進むこの名著は、ラテンアメリカの複雑な歴史を知る上で欠かせない一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
貧困は天体に書き込まれているわけではない。 ヨーロッパによるラテンアメリカの「発見」から、500年にもわたる収奪の歴史。 著者は歴史家ではなく、作家らしい。 71年に書かれたこともあり共産主義にも肯定的。とはいえ資本主義自体を否定しているわけでもなく、ラテンアメリカがきちんとフェ...
貧困は天体に書き込まれているわけではない。 ヨーロッパによるラテンアメリカの「発見」から、500年にもわたる収奪の歴史。 著者は歴史家ではなく、作家らしい。 71年に書かれたこともあり共産主義にも肯定的。とはいえ資本主義自体を否定しているわけでもなく、ラテンアメリカがきちんとフェアに発展できれば何でも良いという切実さを感じる。 ここから50年が経ち、ラテンアメリカも一部発展してきたものの、収奪構造は今なお健在である。 以下印象に残った話。 ①スペインによる、銀山金山の開発。 スペインは現地住民を奴隷化し、劣悪な環境下で鉱山を掘り尽くした。金銀はヨーロッパに輸出され、富はイギリスやオランダなどの強国に蓄積された。 スペインやラテンアメリカでは、「資本は蓄積されず、浪費された。当時、『父=商人、息子=紳士、孫=乞食』と言われた。」 ②土を食べる ラ米文学でときおり見かける、恐るべき慣習の端緒は土着のものではなかった。 「土を食べるという、今日でもまだ行なわれている習慣は、あの植民地時代に生まれたものである。 鉄分の不足が貧血症を起こしている。東北部の子供たちは本能的に、マンディオカやフリホール豆、運がよくてもせいぜい乾し肉に限られている自分たちの常食に含まれていない無機塩類を、土で補充しようとするのである。昔は、口能をつけるとか、絹柳の枝で編んだ籠に入れて高所からぶら下げるとかして、子供たちのこの『アフリカ的悪癖』を罰したものであった。」 ③飢餓者を増やし、パンを増やさぬラティフンディオ ラテンアメリカといえば穀物のイメージだったので意外だった。 「ラテンアメリカの住民一人当たりの農業生産は、今日、第二次世界大戦前夜の水準を下回っている。 あの大戦後すでに三〇年が過ぎた。この間、世界の食糧生産は、わがラテンアメリカで減少するのに反比例する形で増加した。(〜略)ラテンアメリカの農業用地所有者の一・五パーセントが可耕地全体の半分を所有している一方で、ラテンアメリカは、その広大かつ肥沃な土地でなんらの困難もなしに生産できるはずの食糧を外国から輸入するために、毎年五億ドル以上も費やしているのである。反面、耕作されているのは、総面積の辛うじて五パーセントにすぎない。それは世界で最低の比率であり、したがって、最大の浪費である。そのうえ、耕作されているわずかな土地の収益が、また、はなはだしく低い。多数の地域で、先の尖った木製の鋤が、トラクターの数を上回っている。近代的技術の普及には、農作業の機械化ばかりか、肥料による土壌への補助と刺激、除草剤、遺伝学にもとづく種子、殺虫剤、人工灌漑も含まれるが、そうした近代的技術は、ラテンアメリカでは例外を除いて利用されていない。」 ④かつてもっとも先進的であったパラグアイ 大統領の独裁のもと、イギリスからの大資本を拒絶しながら近代国家として発展しつつあったパラグアイは、イギリスの支援を受けた三国との戦争に敗北した。疲弊した三国はより一層イギリスへの従属を深め、パラグアイは他の国家と同じように、イギリスの借款漬けにされた。現代になってもパラグアイは貧しい国の一つである。 「敗北を喫したパラグアイから姿を消したのは住民だけではなかった。関税率、鋳鉄工場、自由貿易に対して閉ざされた河川・経済的独立、自国領士の区域も失われた。剥奪のために縮小してしまった国境内に、征服者たちは自由貿易と大農園制をもち込んだ。すべてが略奪され、すべてが売却された。土地や森林、鉱山、マテ茶園、学校の建物がそうだった。アスソシオンには、外国の占領軍によって次々と傀儡政権が立された。戦争が終結するとすぐ、いまだ残り火のくすぶっているパラグアイの廃墟のうえに、同国史上初の借款がもち込まれた。それは言うまでもなく、イギリスからのものであった。その名目上の額面は一〇〇万ポンドにのぼったが、パラクアイにはその半分をかなり下回る金額しか届かなかった。その後も融資がくりかえされ、数年のうちに情務は三〇〇万余に達した。(〜〜略)綿花の栽培が放棄され、マンチェスターが織物生産を壊滅させた。かくして、国内工業が息を吹き返すことは二度となかった。」
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学者の書いたものではなく、ジャーナリストの本だから読みやすいとのことだったけれど、70年代の執筆なので、やはり今読むと冗長。
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