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手はポケットのなか コーダとして生きること
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手はポケットのなか コーダとして生きること

ヴェロニク・プーラン(著者), 志村響(訳者)

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手はポケットのなか コーダとして生きること

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2024/03/05
JAN 9784560092828

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商品レビュー

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2024/07/13

安東さんの解説、志村響さんのあとがきまで読んで、この「手はポケットのなか コーダとして生きること」は完結するエッセイ、そう感じた。 志村さんのあとがきがなかったら…ヴェロニクさんの言った「呪い」の解釈を間違えてしまうところだった…。 ヴェロニクさんのエッセイは“感じたこと”“起こ...

安東さんの解説、志村響さんのあとがきまで読んで、この「手はポケットのなか コーダとして生きること」は完結するエッセイ、そう感じた。 志村さんのあとがきがなかったら…ヴェロニクさんの言った「呪い」の解釈を間違えてしまうところだった…。 ヴェロニクさんのエッセイは“感じたこと”“起こった出来事”をそのままに。 文章としては箇条書き感が強くて読み進めるのに時間がかかったけど… ありのままに、そして思ったことも包み隠さずに、のスタイルが「そうなんだ、そう感じるんだ」とわかりやすく自分のなかに入ってきた。

Posted by ブクログ

2024/04/13

映画『エール!』の原案となったエッセー。リメイク版の『コーダ あいのうた』はとんでもなく美化されていい話になってるのだけど、これを読むとそりゃ現実は『エール!』の方に近いよな…といういたたまれない気持ちになる。

Posted by ブクログ

2024/04/08

ろうの両親をもつ筆者によるエッセー。外国にルーツを持つ子供と似て時に幼くして親の通訳を務めたりと、「普通」の子供よりも大人たることを求められるのかなあとそうぞうはしていた。が、周囲の奇異の目、障害ゆえに分かり合えない点(特に自分の立てている音に気づかない親への苛立ち)、ストレート...

ろうの両親をもつ筆者によるエッセー。外国にルーツを持つ子供と似て時に幼くして親の通訳を務めたりと、「普通」の子供よりも大人たることを求められるのかなあとそうぞうはしていた。が、周囲の奇異の目、障害ゆえに分かり合えない点(特に自分の立てている音に気づかない親への苛立ち)、ストレートな物言いである手話カルチャーとの差異と言った点から来る葛藤など、知らないことがたくさんだった。映画の影響もあって、特に映画の風聞だけ知っていて本編を見ていない自分などはコーダの話を美化しがちだと思うのだが、包み隠さない親への心情が綴られていて、心をちくちくと刺されるようだった。子供だから言う両親への皮肉、でもそれを許されるのは家族だけでこれを他人が言ったら猛烈な勢いで攻撃するという主人公の盾に、両親への葛藤と愛が共存する様子を感じ続ける本だった。

Posted by ブクログ

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