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寺山修司詩集 現代詩文庫52
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寺山修司詩集 現代詩文庫52

寺山修司(著者)

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寺山修司詩集 現代詩文庫52

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思潮社
発売年月日 1972/10/01
JAN 9784783707516

寺山修司詩集

¥220

商品レビュー

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2008/10/21

予想外に既読の作品が多くて残念… しかし、気になっていた『トマトケチャップ皇帝』が収録されていて良かったです。 「詩集」とありますが、通常の詩だけではなく短歌や叙事詩、小説の様な文章も含まれています。 1021-1029 ///// コトバの国に現れた手品師は最初、少年で歌人で...

予想外に既読の作品が多くて残念… しかし、気になっていた『トマトケチャップ皇帝』が収録されていて良かったです。 「詩集」とありますが、通常の詩だけではなく短歌や叙事詩、小説の様な文章も含まれています。 1021-1029 ///// コトバの国に現れた手品師は最初、少年で歌人であり、抒情の一滴をキラリと光らせ人々を驚かせたが、これは人を鳥に変える少年のふるさとに誘いこむ魔法の笛であった。 この笛が家出の笛に変わるのだが、そのためにコトバを短歌や詩のかたちから家出させ、それらはラジオや芝居やシナリオ、小説etc.に飛込み、こんどはそれらのかたちも変えていくのだ。コトバといっしょに人の感覚も思考も変えていく手品はもう手品ではなく明らかに事件であり革命である。この兇器の才能はいささかも弱まることなく加速度で増大する一方である。 この秘密は、彼はリアリストで土着の血だけは手品で一度も変えたりはしないからである。 例えばエグジスタンス教授の場合、彼は、すでに定年を過ぎた老教授だが、書斎の中の小さなガラスの金魚鉢の中に一匹のペットを飼っていた。 ペットというのは「線」である。

Posted by ブクログ

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