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世界を震撼させた女毒殺者たち(上) クレオパトラからベル・ガネスまで
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2024/03/19 |
JAN | 9784562074013 |
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世界を震撼させた女毒殺者たち(上)
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
女性の毒を使った殺人者に焦点をあてた著作。独特な絵も描かれている。 ポッドキャストでジュリア・トファーナという女性を取り上げることを考えたことから本作の著述が開始されたという。 上巻は毒物の基礎知識から始まり、生業として毒を扱っていた女性に焦点を当てる。そして現在の辛い状況から逃れるために毒を使った女性たち、金と欲のために毒を使った女性たちを描いていく。 ジュリア・トファーナは暴力を振るう男性から逃れたい女性に毒を売っていた女性。香水を売るという名目で売られていたという。 インドの毒娘(ヴィシャカーニャ)についても書かれているが、これは本当に出来ること?疑ってしまう。 ナジレブのエンジェル・メーカーは安易な方法で逃れるとそれを頻発してしまう、ということを示していると思う。女性というものがいかに虐げられていた存在で社会がそれを当然としていた、ということ、その中で生きていくしかなかった女性の悲哀を改めて感じてしまう。もちろん殺された男性も、その時代の中で生きており、悪であったとは自分も周囲も思っていなかったことだろう。現代に生きる自分たちが、いかに先人たちの戦いの結果から享受しているものが多いかを考えさせられる。 メアリー・アン・コットンはクリスティのミスマープルものに出てくる生命保険を狙って子どもを殺す女性のことかと思ったが、メアリー・アン・コットンのほうが、クリスティーより100年早い。子どもにマーガレットと名をつけるというところが恐ろしい。どのマーガレットでも構わないというところが子どもを金を生み出す道具としか思っていないことの証左に思えるからだ。生命保険をかけて家族を殺すことの始まりなのだろうか。もっと前からあったのか。 ベル・ガネスは出会い系サイトで出会った人を殺していく後妻業?のはしりみたいに見える。女青髯と呼ばれている。恐ろしいのはひょっとしたら、彼女は高飛びしたかもしれない、と言われているところだ。
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