あぶない刑事1990

柏原寛司(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2024/04/02
• JAN: 9784065294567

商品レビュー

2024/06/16

通常回、一本分の話。

[左衛門佐]

２０２４年６月読了。性懲りも無く又東映が作った『帰ってきたあぶない刑事』を観て、ついでにこの本が出ていたと知り即買い。著者は、実際のドラマでも脚本を結構書いてた方なので期待していたのだが、正直言って『うーん、こんな台本だったのか』と、些か粗っぽい印象。これなら、恭サマもアドリブの演り甲斐有ったんだろうなぁと（悪い意味で）腑に落ちてしまった。まぁ実際、これぐらい『粗め』の台本にしておいて「後は現場で好きに調理してください」って感じだったのかな。主役の二人を初めとして、殆どの人物が『均等に』描かれていて、演出陣のお好みで、シーン毎に「誰かを膨らます」演出方式だったと考えると『使われなかった台本』を読ませてもらった気分。新作映画の感想は「ここで書くこと」じゃないから割愛するけど、少しだけ言うとすれば「恭サマが仰有っている程、『新しさ』は感じなかったし、今回の興収次第で『また数年後次を』と考えてる東映やセントラルの方々が居るのなら、もう３８年間の『推し』も今回で降りよう」とマジで思いました。本当に、今回で最後にしといてねー！