クロード・モネ 旅のための作品集

岩﨑余帆子(著者)

• 販売会社／発売会社: 東京美術
• 発売年月日: 2024/03/25
• JAN: 9784808712914

商品レビュー

2025/02/09

旅のための作品集。
題名からして、なんて素敵なんだ！
モネの描くセーヌ川の色、
ノルウェーの雪、
地中海の植物たち
ロンドンの空、
ヴェネチアの海。
モネの絵を眺めながら、想像の旅に出る。
「光の画家」「水の画家」と呼ばれたモネは、
「旅の画家」でもあったそう。
ピンクとラベンダーの光に包まれた海は、優しい気持ちで眺めたんだろうとか、
燃えるようなオレンジのヴェネチアの黄昏は、たぎるような想いがあったのかな、とか、ほんとうに勝手に想像して自分の気持ちを添わせていくのが楽しかった。
今はこんな絵にひかれるというのも、その時々で、開く度に新しい旅に連れて行って
くれそう。
モネが日本を描いたらどんな空の色だっただろう？想像が膨らみます。

2024/08/27

ノルマンディーとブルターニュ―海と空のあいだ：
サン＝タドレス
トゥルーヴィル
最新流行のファッション
オンフルール
ル・アーブル
エトルタ
セーヌ河のほとり―都市から自然へ：
パリ
アルジャントゥイユ
ノルウェーへの旅ー雪の風景にみる憧れの日本
オランダ―運河、風車とチューリップ畑：
ザーンダム
アムステルダム
庭ー園芸の流行と庭造りへの情熱
地中海―パームツリーと紺碧の海：
モンテカルロ近郊
ドルチェアクア
ルノワール、セザンヌの交流
ロンドンとヴェネツィア―霧の都、水の都；
ルーアン大聖堂
ジヴェルニー―自然から創造の楽園へ：
積みわらとポプラ並木

2024/07/21

え、まだどなたも感想書いてないの？
東京書籍大ファンの感想で参考になるかなぁと思いながら記しますねー。

もう最高の一冊で図録級の満足度があります。
そして東京書籍の特徴である教科書的要素の解説すごいのきますよ〜
地理的なもの、歴史的なもの、そしてモネの感性や影響を受けたものなど
重くならない程度であくまでも絵画中心。
しかしながら解説から更に絵画の理解度が増すので、読んでは見て、見ては読む！

この本は特に大型なので絵画の詳細部分も感じる一冊です。
モネの好きな人も、歴史好きな人も、印象派と呼ばれた人たちの足跡を感じてもらえると思います。