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遠い町できみは
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遠い町できみは

高遠ちとせ(著者)

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遠い町できみは

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2024/03/13
JAN 9784591181300

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商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

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2025/01/06

子どもは大人のおもちゃではない。子どもは親を選べない。だから子どもが犠牲になる。でもあきらめない。そんな話でした。とても力が湧いてきて前向きになれました。

Posted by ブクログ

2025/01/06

母を亡くした小六の翔は、父も心労で病に倒れたために母の実家に預けられ祖母と叔母と暮らすことになる。 慣れない田舎町での生活と寂しさになんとか奮い立たせて明るく振る舞う翔。 その町には同じ学年に万引きを奨励する身持ちの軽い母と暮らす大也と義父から暴力を受ける美波がいた。その2人は、...

母を亡くした小六の翔は、父も心労で病に倒れたために母の実家に預けられ祖母と叔母と暮らすことになる。 慣れない田舎町での生活と寂しさになんとか奮い立たせて明るく振る舞う翔。 その町には同じ学年に万引きを奨励する身持ちの軽い母と暮らす大也と義父から暴力を受ける美波がいた。その2人は、クラスでも孤立していた。 学校からの帰り道、祖母の家に近いアパートに住んでいる大也と言葉を交わしたことをきっかけに距離が縮まる。同じアパートには美波の家族も住んでいた。 美波は叔母からサーフィンを習っていて、翔も叔母に勧められていたが乗り気ではなく、大也が一緒に教えてもらいたいと言い出してから3人は次第に心を近づけていく。 思春期の子どもたちの成長譚であるが、歪な家族のなかでもがいていく姿は痛々しささえ感じる。 親や環境を自分では選べないというなか、大人たちの勝手さに翻弄されながらも3人は、互いに思いやりながら成長していく。 まさに大きな波にもみくちゃにされながらも、乗れない波はやり過ごし、大きな波に立ち向かう勇気を持つというサーフィンのようである。 不甲斐なさにくじけたり、理不尽さに腹を立てたりしながら彼らはきちんと向き合うことの勇気を身につけていくのだろう。

Posted by ブクログ

2024/11/29

大人になれば自動的に理想的な親になれるわけではない。 どう見ても親になるには不適格な人だって 当然の様に親になる。 そりゃ、子どもは大変になるわけよね。 もし不幸にも親が駄目人間な家に生まれてしまったら、子どもはうんと小さい頃から たくさん我慢を強いられることになる。 主人公たち...

大人になれば自動的に理想的な親になれるわけではない。 どう見ても親になるには不適格な人だって 当然の様に親になる。 そりゃ、子どもは大変になるわけよね。 もし不幸にも親が駄目人間な家に生まれてしまったら、子どもはうんと小さい頃から たくさん我慢を強いられることになる。 主人公たちが、我慢に我慢を重ねて流す涙に 思わずもらい泣きしてしまった。 三人の絆が素敵。 私も日々の些細なことに文句ばかり言ってないで いい加減前を向いて歩いて行かなきゃいけないなと 主人公たちの友情に感じ入りつつ思うのでした。

Posted by ブクログ