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枕草子 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2024/03/13 |
JAN | 9784334102487 |
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商品レビュー
3.6
7件のお客様レビュー
当初はこのテーマで大丈夫だろうかと思ってた大河ドラマ「光る君へ」が、思いの外面白い。前半の名場面の一つは、清少納言が「枕草子」を書き始めるシーンだと思う。というわけで、思い切って新訳で通して読んでみた。 思いのままに書き綴ったという通り、理解が難しい場面も多いけれど、あちこちに、...
当初はこのテーマで大丈夫だろうかと思ってた大河ドラマ「光る君へ」が、思いの外面白い。前半の名場面の一つは、清少納言が「枕草子」を書き始めるシーンだと思う。というわけで、思い切って新訳で通して読んでみた。 思いのままに書き綴ったという通り、理解が難しい場面も多いけれど、あちこちに、なるほどそこを拾いますか!という鋭い描写が多々見られるのがさすが。宮廷に仕えるイチOL(?)があれこれ綴ったエッセイだと思うと親近感も湧いてくる。 上司の中宮定子が没落し始めた頃に書き始めたのですね。明るいトーンの中にも、どことなく寂しさを含んだ場面、表現が多いのはそのせいか(と、解説にありました)。長く手元に置いて気軽にパラパラと読む。その価値、やはりある。
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あんまり面白くはない。 好きなものに対しての羅列は文化史を覚えるような感覚。 身分至上主義ともいおうか身分低い人への眼差しは厳しい。 逆に定子を筆頭に中関白家の人々への賛辞、美化はかなりのもの。伊周。 スクールカースト最上位の世界のあれこれを聞かされているようで、どうもピンと来...
あんまり面白くはない。 好きなものに対しての羅列は文化史を覚えるような感覚。 身分至上主義ともいおうか身分低い人への眼差しは厳しい。 逆に定子を筆頭に中関白家の人々への賛辞、美化はかなりのもの。伊周。 スクールカースト最上位の世界のあれこれを聞かされているようで、どうもピンと来ない。まあスクールはおろか当時の日本最大のカーストの世界だったわけで。 それでも、現代の感覚と通ずる部分もないわけではないわけで。特に『26段 にくきもの』はほぼ現代人の感覚と一致。シャープな感性。そういう意味では『アンネの日記』の方が好きかも。 中宮定子サロンの懐古として翳りが見える部分は面白いといおうか、切なさがあり味わい深い。あの頃は良かったけど今は……の先の愚痴や蔑みや卑下が無いのは、彼女なりの気遣いなんだろうか。 膨大な漢籍や和歌の知識から捻り出される、ああ言えば、こう言うやり取りや和歌の応酬は憧れる。「わかる人にはわかる」やり取り。現代の作品で言えば『BLACK LAGOON』『蒼天航路』『PSYCHO-PASS』や『SUITS』といったところか。 『うた恋い。』のイメージが強すぎて諾子、行成、斉信、はそちらに引っ張られてしまう。道隆はイメージ通り。
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5月の終わり頃から読み始めて、7月初めで読了。読み終わるまでに時間がかなりかかった。仕事が忙しかったし、通勤が電車じゃなくなったからかな。その間に、大河ドラマでは、家族を失い、傷心の一条天皇の中宮定子のために、書きつがれたものとして「枕草子」の誕生の物語が描かれていた。 歴代...
5月の終わり頃から読み始めて、7月初めで読了。読み終わるまでに時間がかなりかかった。仕事が忙しかったし、通勤が電車じゃなくなったからかな。その間に、大河ドラマでは、家族を失い、傷心の一条天皇の中宮定子のために、書きつがれたものとして「枕草子」の誕生の物語が描かれていた。 歴代の大河ドラマ屈指の名シーンとなったのではないだろうか。中宮定子を演じる高畑充希の朗読も良かった。できれば、「春はあけぼの」のだけでなく、「夏は夜」「秋は夕暮れ」「冬はつとめて」とやって欲しかった。 しかし、このシーンを見て、中学生の頃、国語の授業で、枕草子の冒頭の文章を覚えさせられたけど、初めて覚えていて良かったって思った。そして、古典や歴史を軸とした教養というものが、文化を育てていく、理解するうえでどれほど大事なものなのかを実感したし、言葉の力、文章の力を改めて再認識したシーンでもあった。 今回の大河ドラマ「光る君へ」で、少し学校教育の中で疎んじられていた古文や漢文、和歌や漢詩などの魅力に気づいた人は多いと思う。そして、こういうものの上に教養というものが存在するのである。 随分と前置きが長かったが、「枕草子」の全訳である。書架には昔、購入した橋本治の「桃尻語訳 枕草子」があるのだが、いいお年をしたおじさんにはちょっと読むのがしんどかったので、新たにこの本を購入。 桃尻語訳よりははるかに読めた。もう少し注釈が欲しいが、これ以上分厚くなると読みにくくなる。 「枕草子」は、長徳の変で、定子の兄弟である藤原伊周、隆家が流罪となり、中関白家が没落してから書きはじめられた。実は、冒頭の文章もはじめに書かれたものではないらしい。 それならば、定子がなくなった後に書かれたかもしれない。そうすると、ちょうど東山、鳥戸野に定子は埋葬されている。その方角を見ながら書かれたということはないのかなあと思ったりする。 「光る君へ」も早くも半分で折り返し。さあ、これからどんなストーリーが展開するのか楽しみだし、それにかかわる王朝文学も楽しみである。
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