六法推理 角川文庫

五十嵐律人(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2024/03/22
• JAN: 9784041136706

商品レビュー

2024/11/29

無料の法律相談所を開いている法律マシーンの主人公とタイプが正反対の自称助手が事件に挑むお話。法律の知識がなくても読める作りで、リベンジポルノ、毒親問題、SNSなど現代の社会問題を扱っていて面白かったし、法律って視点によって色々な解釈があるんだなと興味もがわいた。同じ著者の『法廷遊戯』よりこちらの方が好き

2024/10/13

霞山大学で無料の法律相談所を運営している法学部四年の古城行成、と、経済学部三年の戸賀夏倫のコンビが事件を解決していく連作短編・青春リーガルミステリ。5篇と4つの幕間からなる物語。

血も涙もない法律マシーンといわれる古城と、
閃きや他者の感情を慮る自称助手の戸賀が、
動画配信やリベンジポルノ、SNSといった現代の事柄や、社会問題などに対峙していく話。

法律だったり、それに纏わる用語なども多々でてくるが
都度分かりやすい説明が入るので読みやすいと感じた。

2024/09/29

法律一家に生まれながら進路に悩む大学生が、行動力あるアグレッシブな経済学部の女子大生に引っ張られながら成長していく話。
ラノベみたいで苦手な人もいるみたいだけど、テンポも良くて、ただの法律モノと一味違って斬新な視点から切り込む青春リーガルミステリ、いいなって思いました♡
どれも現代的な題材で、助手（仮）の助言がなければ読者も主人公に引っ張られがちな気がする。だから最後までしっかりおもしろかったです！
ただ、私の好みもあるだろうけど毒親問題以外で印象に残る場面が少なかった印象。
言葉の繊細さとか鮮やかな推理より、あっさりしていて面白くて読みやすいリーガルミステリって印象でした♡