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刑事の枷 角川文庫

堂場瞬一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2024/02/22
JAN 9784041143704

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刑事の枷

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商品レビュー

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2024/04/08

「忠告だ。影山には近づくな」。 川崎中央署の若手刑事・村上翼は、管内で起きた人質事件をきっかけに傍若無人なベテラン刑事・影山康平に目をつけられ、強引に連れ回されるようになる。 署内の誰もが”裏切り者”と敬遠する影山が、実は10年前に起きた未解決の殺人事件を独自に捜査し続けていると...

「忠告だ。影山には近づくな」。 川崎中央署の若手刑事・村上翼は、管内で起きた人質事件をきっかけに傍若無人なベテラン刑事・影山康平に目をつけられ、強引に連れ回されるようになる。 署内の誰もが”裏切り者”と敬遠する影山が、実は10年前に起きた未解決の殺人事件を独自に捜査し続けていると知り、村上も事件解明へと乗り出すが、その矢先、新たな殺人事件が発生。 被害者の身元もわからず捜査は難航するかと思われたが、村上は2つの事件のつながりに気づき……。圧巻の王道警察小説! 3年ぶりに著者の作品を読む。安定のクオリティだが、それ以上ではない。 今度出るらしい87分署シリーズの翻訳が楽しみ。

Posted by ブクログ

2024/03/20

刑事物の小説としても面白い。 プラス最初から最後まで1行も書かれていない影山の心が読み終えた後に浮かんでくる。 お金を出して買って良かった一冊

Posted by ブクログ

2024/03/05

「シリーズ」という形になる作品を多く送り出している作者の作品であるが、本作は独立的な作品ということになる。刑事達の活躍する事件モノというようなことになる。が、同時に屈折した男と接する真直ぐな若者が在って、2人の変化や成長の物語という感でもある。大変に愉しく、同時に非常に素早く読了...

「シリーズ」という形になる作品を多く送り出している作者の作品であるが、本作は独立的な作品ということになる。刑事達の活躍する事件モノというようなことになる。が、同時に屈折した男と接する真直ぐな若者が在って、2人の変化や成長の物語という感でもある。大変に愉しく、同時に非常に素早く読了に至った。頁を繰る手が停められなくなってしまう。 神奈川県が舞台になる物語だ。主要視点人物となるのは村上翼である。村上は交番勤務から刑事になり、川崎中央署の刑事課に初めて配属され、刑事の活動に身を投じて日が浅いという人物だ。物語は冬の時季に展開する。 或る日、村上は近くの公園の騒ぎを収束しようとする動きの中に在った。見回りの制服警官を視て逆上した、薬物中毒と見受けられる男が、公園のトイレの辺りで居合わせた親子連れの幼児を押さえて刃物を突き付けるようにし、人質としながら警察官に向かって喚いているという様子だった。村上自身を含め、刑事課の捜査員達も現場に次々と駆け付けていた。 人質となった幼児を無事に救い、同時に被疑者となる男を確保しなければならないと、刑事課の面々は苦慮している。そこに他の捜査員達は知っているらしいのだが、村上の知らない男が現れる。現れた男は、幼児を人質にする被疑者の死角と見受けられる公園のトイレの屋根に上り、持っていたコートで被疑者の視界を奪うようにして急襲し、幼児を逃がして被疑者を強引に取り押さえた。 この単独で被疑者を急襲して取り押さえた男は、川崎中央署の刑事なのだという。影山という男だ。影山については、新人の村上が知らない事情が在るらしいのだが、署でも見掛けた記憶が無く、何やら単独で何らかの活動をしている様子ではある。この影山の事情等を周囲の捜査員達に訪ねるのだが、「あの影山には関わるな」という話しにしかならない。 或る日、公園の事件に纏わる捜査活動に勤しみ、帰宅しようとしていた時に影山に出くわす。そして影山は「付き合え」と村上を連れ出す。影山は未解決のままになっている10年前の事件を単独で探り続けているということだったので村上は驚く。そして情報源に会って話すということで、村上はそれに同行する。 「関わるな」という妙な状態になっていて、未解決になってしまっている10年前の事件を独りで追おうとしている影山の事情を知ろうとしながら村上は動く。そういうことをしていた或る日の深夜、別な事件が発生し、村上はその捜査に身を投じることとなる。やがて意外なことが少しずつ明らかになり、像を結んで行く。 丁寧に話しを聴く他方、言うべきことや言いたいことはハッキリと言うような、真摯で真面目な若き刑事という風の村上の人物が好い。少しだけ年長の速水と一緒に「イマドキの20代」というような感じで動いている他方、もっと上の世代が親しんだようなテレビドラマが好きで、正義感が強いというような感も在る村上である。そういう好青年が、「訳アリ」で腕っぷし自慢の影山と接し、事案の解決に邁進する。なかなかに好かった。 読後に「その後の村上?」、または「その後の影山?」というような辺りが気になった。殊に「その後の村上?」は是非読みたい。村上が活躍する新しいシリーズという形でも、作者が手掛ける警視庁関係のシリーズで事案に神奈川県の事柄が絡まって、神奈川県警の関係者として村上が現れるというような形でも好いと思う。他シリーズの主要人物が客演、競演というのは、この作者がよくやっていることなので、別シリーズに村上が現れるというのは在りそうだと勝手に想像している。 凄く愉しい小説だった。御薦め!

Posted by ブクログ

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