直前1カ月で受かる英検準2級のワークブック 改訂版

武藤一也(著者), 森田鉄也(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2024/02/16
• JAN: 9784046065179

商品レビュー

2024/06/10

コンセプトは良いが、全体的に見ると気になる点が多い

[tomo]

【良かった点】本書の構成は本番の試験の際に、時間がかかり、かつある程度時間をかけて対策を行うべき[意見論述問題]からスタートします。賛成、反対意見それぞれの解説も盛り込まれているので、それは本書のコンセプトに沿っており、試験対策に限らず、今後の英語学習を続ける上での勉強方法についての参考になった。【使っていて疑問に思った点】①.本書のトレーニング問題を進めていくと、ページを開くと、いきなり右側に回答が書かれてしまっているので、受験生がそれをいちいち気にしながら問題を解かなければならない様に作られているこの本のレイアウトは改善の必要があるのではないか。問題と解答は別冊にできないのでしょうか？②.①のレイアウトに関連する事だが、短文の語句空所補充問題のページでも、回答時間は10分とは書かれているが、全体が何問で10分なのかも書かれていない。一応時間は決めているけど、とりあえず何となく進めても良いと言うことなのだろうか。③.また、付属のリスニング問題の音声についても、何故か回答する為に必要な時間がカットされていて、どんどん次の問題に進んでしまい、本番を想定して勉強することもできない。私は英検の公式サイトに載っている過去問を事前に解いており、当然その音声には回答時間が数秒含まれていたので、それが前提だったのだが、どうも付属の音声も全般的に使いにくい。【全体的な感想】細かい事を色々書いてしまい申し訳無いのですが、英検やTOEICについてはハイスコアな人たちが著者であり、監修しているにも関わらず、この様な状態で試験対策の教材を出版できてしまう事に驚きました。出版する前に、本全体の校正はもう少し行うべきでしょう。私は社会人になってから勉強をやり直している立場ですが、仮に私が中学生でこの本で英検の対策を始めたならば、英語が嫌いになり、学習意欲が失われるのは間違いないと思います。某瞬間英作文の本についても同様だが、作りが粗末なので、結果として、解説の信憑性にも疑問を感じざるを得ない試験対策本だと思う。今後私はこのシリーズの本は買いません。