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人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来 朝日新書944
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2024/02/13 |
| JAN | 9784022952547 |

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人類の終着点
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商品レビュー
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9件のお客様レビュー
エマニュエルトッドのロシア観、ウクライナ戦争論が独特で、至近のトランプとゼレンスキー対談も相まって興味深く読んだ。本人はロシア寄りの発言をしている訳ではないようだが、そう見える上に一理ある。 さて、人類の終着点。これは本書の対談に『歴史の終わり』のフランシスフクヤマがいる事から...
エマニュエルトッドのロシア観、ウクライナ戦争論が独特で、至近のトランプとゼレンスキー対談も相まって興味深く読んだ。本人はロシア寄りの発言をしている訳ではないようだが、そう見える上に一理ある。 さて、人類の終着点。これは本書の対談に『歴史の終わり』のフランシスフクヤマがいる事からも、何かしらの不可逆的な転換点を示唆したタイトルだろう。こうした不可逆的転換論は、グローバル化が不可逆であり、すべての国が市場経済に統合されると主張したトーマス・フリードマン。「ワシントン・コンセンサス」の経済政策を推進し、発展途上国が自由市場に組み込まれる市場経済が最終形態と主張したジェフリー・サックス、EU統合が「戦争の終わり」を齎すとしたロバート・クーガンやユルゲン・ハーバーマスなど、過去にも多数ある。本書がそれらの力強い論説に比肩する書とは言わないが、それを意識したオムニバスだ。 ー ウクライナ軍に必要な155ミリ砲弾を供給できていないという事実です。ミサイルなども同様です。今、私たちが直面しているのは、もはや存在しないも同然と考えていたロシア経済や、ロシアの産業システムの力です。実際、ロシアの産業は西側諸国全体よりも生産性が高いようです。しかも、ロシアがより多くの武器を必要となった場合には、中国には提供できる力があります。これは、この戦争の「最初の教訓」となりました。つまり、西欧経済に対する私たちの認識は、バーチャルで、架空で、あるいはまったく非現実的であるという教訓です。 ー 私にとって最も驚きだったのは、イスラム諸国が、ロシアを好んでいるように見えることです。最近では、イランだけではなく、サウジアラビアのようなアメリカの長年の同盟国もロシアとの取引を好んでいるようです。実際、石油価格も、イスラム諸国やロシアが求めるものになっており、アメリカの石油はあまり考慮に入っていないかのようです。さらに、NATO(北大西洋条約機構)の一員であるトルコとロシアとの間に生まれた新しい関係は、とても興味深いものです。また、フランスの元植民地である西アフリカでは、群衆がロシアの旗を振っています。この旗が彼らにとって何を意味するのかは、私にはわかりません。しかし、その光景は実に興味深いものです。これらの事実は、私たちを現実に引き戻します。繰り返しますが、これこそがグローバル化の現実でした。 ー 欧米はもはや民主主義の代表ではなく、少数の人や少数の集団に支配された、単なる寡頭政治になってしまったのです。 トッドの本書での言辞を少し引いたが、冒頭の親露的発言は客観的なものだ。トランプはディールを仕掛けているだけで戦争は好んでいない。何だか舞台裏から出てきて茶番を終わらせようとしている寒々しさもあるが、他方でこうした強国の露骨な利益主義をリベラルデモクラシーの終わりと嘆くのは東浩紀である。理性的国家関係の存立は終わったのか終わってないのか、始まってもいなかったのか。元より詭弁、私は始まってもいなかった派だが、こんな事を得意気に言っても仕方あるまい。
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自分が生きている世界の流れの一端を垣間見ることができた本である。ただし予測する流れや未来が本当なのかを自分の目と耳で検証しなかをら歩いていかねばならないと強く感じた。 民主主義とリベラリズム、資本主義の関連や資本主義の功罪などなるほどと思うところが多くあった。しかし、利益の追求こ...
自分が生きている世界の流れの一端を垣間見ることができた本である。ただし予測する流れや未来が本当なのかを自分の目と耳で検証しなかをら歩いていかねばならないと強く感じた。 民主主義とリベラリズム、資本主義の関連や資本主義の功罪などなるほどと思うところが多くあった。しかし、利益の追求こそが資本主義の原点であることこそが今の状況の元凶になっているのでは内科と思う。資本主義に道徳的な価値観を持ち込むことの難しさを感じた。
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これからの世界について、今起きている戦争、AIの発展、資本主義、民主主義の今後など重要なテーマについて、複数の知識人たちの語りで展望が語られる。 ロシアのウクライナ侵攻を西欧ほどそのほかの国々は嫌っていないとか、戦後ロシアとドイツの接近こそアメリカが嫌っているとか斬新な切り口も...
これからの世界について、今起きている戦争、AIの発展、資本主義、民主主義の今後など重要なテーマについて、複数の知識人たちの語りで展望が語られる。 ロシアのウクライナ侵攻を西欧ほどそのほかの国々は嫌っていないとか、戦後ロシアとドイツの接近こそアメリカが嫌っているとか斬新な切り口もあり、人口減少する先進国なので第二次世界大戦ほどの拡大戦争にはならないという見方もあれば、それはわからないという意見もある。 AIによるデータの大企業に寡占される様やソノ、IT企業組織はヒエラルキー型のトップダウンという保守的組織であるという指摘も興味深い。 ただAIはよくできて効率的なWikipediaのようなもので、何かを直接生み出すこともなければ、視覚聴覚に頼りがちな我々が体験したかのように錯覚するが、五感を通した体感とは別のものという指摘は忘れないようにしたい。 リベラルな民主主義とコミュニティの関係が制度とし述べられる中、一方でコミュニティのアソシエイトとしての責任と権限、そしてそれが体感できる規模感、そういった共通倫理や道徳感があってこその民主主義制度が機能するという中島氏の意見はまさに賛同する。 まさに無責任、手触り感のない暮らしは工業社会以降の先進国に多く生み出されている。それは仕事、暮らし、住居などが特定の土地、文化、共同体から切り離されたり、容易に変わらざる得ない現状が生み出したものでもあると思う。 また、コミュニティやアソシエイトの負の側面(同調圧力等)にも目を向けて、出入り可能なフレキシブルさ、レジリエントも必要という結びに賛同しつつ、それを作ってかないとなというところに読後感が着地した一冊。
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