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蜘蛛
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/02/15 |
JAN | 9784065348321 |
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蜘蛛
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
ゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」(ニディガ)が好きなので、同作ライターによる関連作と聞いて読んだ。 関連作というか、実質的にスピンオフみたいな扱いになる物語だろう。 読む前にニディガ原作に触れておくと物語が理解しやすく、ニヤリとできる。 単品で読んでパンチがある作...
ゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE」(ニディガ)が好きなので、同作ライターによる関連作と聞いて読んだ。 関連作というか、実質的にスピンオフみたいな扱いになる物語だろう。 読む前にニディガ原作に触れておくと物語が理解しやすく、ニヤリとできる。 単品で読んでパンチがある作品ではないかも知れない。
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本作は、著者のにゃるら先生がシナリオを担当したゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』に関連する小説であった。 このゲームに登場する大人気の動画配信者「超絶最かわてんしちゃん(通称、超てんちゃん)」に惹かれてゆく、平凡なフリーター女性「かな」が小説での主人公とな...
本作は、著者のにゃるら先生がシナリオを担当したゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』に関連する小説であった。 このゲームに登場する大人気の動画配信者「超絶最かわてんしちゃん(通称、超てんちゃん)」に惹かれてゆく、平凡なフリーター女性「かな」が小説での主人公となる。ゲーム本編には登場しない人物だ。 インターネットに精通している先生だからこそ書けたお話だと思う。主人公の周りにいる子達はみんな実際に存在しうる。各登場人物のSNSフォロワー数がやけにリアルで、我々の年代だからこそ理解できる数字にクスっとなった。 現代のネットを端的に表すモキュメンタリーに近いような、それでいて時折、最近のアイドルでいう「キリングパート」のような、痛烈に輝く一文が挟まる、不思議な小説だった。文体は、サラッとしていて読みやすかった。 また著者の仏教への興味関心の高さが伝わる描写も良かった。著者がnoteに投稿する日記も時折拝見するのだが、そちらでもたまに仏教の話が出てくる。なので、「ああ、紛れもなく超てんちゃんにはにゃるら先生の血が通っているんだな」と嬉しくなった。 インターネットに踊らされ、私も何者かになりたいと願ったことのある人、女性軽視をしてしまう人(当事者には自覚がないかもしれないが)、炎上に口を突っ込まずにはいられない人、若さと美しさだけでどうにかやってる人、インターネットが好きで嫌いなぽまえら、一旦読め! という気持ちになった。 【以下、オチ等に関する感想 ネタバレ注意】 オチについてはそんなに上手くいったら苦労しないよなあ、という気持ちと、この子は超てんちゃんに文字通り「出会えた」その時点で強運の持ち主であることが示唆されているようなものだから、まあ……上手くいくのか。という気持ちの、両方がある。 私も夜中に静まった商業施設で煌々と輝くメリーゴーランドに乗りたいし、窓ガラスはぶっ壊したい。でもそれで警察のお世話にはならない点は「なんでだよ」となった。 いや、そこにリアリティを求めるのはお門違いかな。ただ、窓ガラスが割られた時点から私はずっと「あ! 捕まる! 犯罪よそれは!!!」とヒヤヒヤしていたので、なんとかなってしまったのは拍子抜けだった。フリーターの主人公が前科持ちになって余計に生きづらくなる未来があるかと思ったが、そうではなかった。 筆者の描きたいシーンは彼女たちの幻想的な美しさであって、大人たちの都合による司法判断ではなかったんだよな。 元々インターネットで関わりのあった人たちから、更には母親にまで、巧みな言葉遣いで中指を立てていくオチは痛快であり、かつこの子の文章力は配信者になったら絶対にウケるだろうなと思わせてくれた。彼女が全部を捨てた先に、何があるのか。次は彼女が蜘蛛の糸を垂らす番となりうるのか。分からないまま話は終わるが、きっとなんやかんや上手くいくのだろうと思わせてくれる結末であった。
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おもしろかった。オタクの描写とか心理描写、推しとか炎上のあたりが「”ある”な〜」という感じで、メンタルダメージ受けつつも読んでて楽しかった。スパちゃんとしてどこまで彼女が行けるのか分からないけど気になる。あめちゃんの破天荒さと衝動にやっぱり憧れる。 「たとえば現在資格なしフリータ...
おもしろかった。オタクの描写とか心理描写、推しとか炎上のあたりが「”ある”な〜」という感じで、メンタルダメージ受けつつも読んでて楽しかった。スパちゃんとしてどこまで彼女が行けるのか分からないけど気になる。あめちゃんの破天荒さと衝動にやっぱり憧れる。 「たとえば現在資格なしフリーターの私が社会的成功を収める可能性より、貢いだ推しが武道館でライブしてくれる確率の方が何倍もあるんだから。」にうわ〜ってなった。 蜘蛛の存在があめちゃんなのか主人公なのか曖昧になる時があってかなり良かった。蜘蛛の糸を垂らしたのはどっちなのか、蜘蛛を助けたのはあめちゃんだけど蜘蛛の糸に縋るのを決めたのは平凡少女だったあの子だし、蜘蛛を助けたのも、蜘蛛に助けられたのもあめちゃんであり平凡少女なのかもしれない。メリーゴーランドから降りてくるあめちゃんかっこいい。
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