地下鉄で隣に黒人が座ったら コミックエッセイ イェロンの漫画日記

イェロン(著者), 村中千廣(訳者)

• 販売会社／発売会社: かもがわ出版
• 発売年月日: 2024/02/01
• JAN: 9784780313147

商品レビュー

2024/06/14

漫画なので、さくさくと読みやすいけど、内容は重め。
自分の無意識や、思いやりと思って、おこなった言動が、相手にとっては差別と感じていたのかもしれないなと、ドキッとした事柄がいくつかあった。

ハラスメントとか差別とか…
コミュニケーションのつもりであったり、思いやりのつもりの言動も、そう言われてしまうと、なかなか難しい時代だなと思う。
無難なのは、他人に関心を持たない、という極端な発想になってしまう…(汗)
いっぺんには理解ができないから、少しずつ、考え方を変えていかないとですね。

2024/04/26

作者であるイェロンさんの漫画日記。
本名が高藝誠。となっていて、男の方だと思い込んでしまったのは、誠は日本では男性に使われることが多いからの思い込み？それとも差別？

なんで差別が生まれるの？という作者の問いに、曖昧な事を言わず、仕組みまで分かりやすく説明してくれた教授やドレッド（と言ってはいけないらしい）やコーンロウの歴史的背景を怒りながら教えてくれた作者の友人を通して知らなかったことを知りたいと思えた。

で。
『地下鉄で隣に黒人が座ったら』への答えは、『特に何も思わない』なんだけど、なんだけども。
私の居住しているところは田舎過ぎて地下鉄無いのよ笑　移動は専ら自家用車。だもんで、このシチュエーションは想像しづらい。ウチの県に外国人はそんなにいない。そもそも日本人すらそんなにいない…orz

話を元に戻して。
厚めの本の割にはイラスト中心だから、とても読みやすい。内容は重ため。今一度、自分はどう？と、考えさせられる本でもあった。