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国境と人類 文明誕生以来の難問
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国境と人類 文明誕生以来の難問

ジェイムズ・クロフォード(著者), 東郷えりか(訳者)

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国境と人類 文明誕生以来の難問

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2024/01/29
JAN 9784309229102

国境と人類

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2024/02/23

プロローグ 平原の外れ ラガシュとウンマ 無人地帯 円柱の物語の終わり 最初の国境の物語 第一部 つくる 1 線状に連なる骨 三国ケルン トナカイの牧畜民 書面に記された土地 禁断の地 「生きた土地」の地図をつくる 地図の後で サプミの山 国境を引く商売 2 果てしない周...

プロローグ 平原の外れ ラガシュとウンマ 無人地帯 円柱の物語の終わり 最初の国境の物語 第一部 つくる 1 線状に連なる骨 三国ケルン トナカイの牧畜民 書面に記された土地 禁断の地 「生きた土地」の地図をつくる 地図の後で サプミの山 国境を引く商売 2 果てしない周縁部 最果ての地エスカティア ポリスの境界 辺境の地での通過儀礼 戦争と球技 前線の儀式 墓所を探す 追憶の石碑 3 無限 アントニヌスの長城 『アエネーイス』の読み方 「未開人」を待ちながら アレクサンドロスの障壁 障壁への旅 万里の長城と玉門関 防火長城 サイバースペースの壁 ゴグとマゴグの亡霊 第二部 動く 4 壁を築く(ウォールド・オフ) エルサレム旧市街のホテル 緑の線と赤の線 「血と火で描かれた線」 目に見えない無人地帯 灰色の蛇行線 目に見える壁と見えない壁 シームゾーン 四メートル 緑色のペンキ どこにでも増えて延びる壁 過去と未来の光景 壁は人間の身に返ってくる 5 失われた国境 一八二一年のメキシコ・アメリカ国境 双頭の馬 国境という傷跡 西と刻まれた杭 正確な緯度線を刻む 線の終点 ターナーのフロンティア アンチ・ターナー われわれの新しい日常 第三部 越える 6 過酷な地 ソノラ砂漠の考古学 移民の残した品々 抑止を通じた防止 手付かずの自然が残る土地 壁を築かれた国定記念物 ベンチと壁 記念物の上に重なる記念物 7 国境を燃やす 地球上で最も不平等な国境 出発点ではなく、終着点としてのモロッコ メリリャで何が起こっているのか 越境の産物 マレ・ノストルム作戦 亀裂 北側の終着点 第四部 崩す 8 解ける国境  アルプスの分水界 動く国境 エッツタール・アルプスの男 エッツィの生涯と来世 氷河を見る 「自然の」境界線 自然の終末時計 9 「この肉体の壁」 社会が永久に変わる 移動する疫病 生命の末端で 「防疫線」としての国境 二〇二〇年 非現実 私たちが住む世界 決して終わることのない戦争 10 広大な岸辺に緑の線(グリーンライン)を 「昔はここに木があった」 塵の帯 ただの一本の木の問題ではない グレート・グリーン・ウォール アフリカに一〇億本の木を 人間気候ニッチ 気候ナショナリズム さらに大きなグリーン・ウォール

Posted by ブクログ

2024/02/18

国境をほとんど意識しないで生活している島国、日本。そんな我々日本人こそ、この本を読むべきだと感じた。ルポルタージュの形式で前史、古代、中世の国境の在り方を前半では記述している。後半にはウィルスのパンデミックや気候変動で、人間が引いた線が崩れていく様を知らせてくれる。人が引いた国境...

国境をほとんど意識しないで生活している島国、日本。そんな我々日本人こそ、この本を読むべきだと感じた。ルポルタージュの形式で前史、古代、中世の国境の在り方を前半では記述している。後半にはウィルスのパンデミックや気候変動で、人間が引いた線が崩れていく様を知らせてくれる。人が引いた国境は強い国には無いに等しいもので、現在もロシア、中国、イスラエルなどは同じ態度を貫いている。しかし、最後の2章で伝えている、ツバルのように海に沈みかけている国や、砂漠化が急速にすすむサヘル地域からの環境難民、コロナでの国境封鎖。どれをとっても高い壁を絶対神のように作ることを対策と考える大国の指導者は、それを引き起こしたのは基を辿ればあなた方のエゴにあることに立ち返り、本当の地球号を救う道筋を選んでほしい。

Posted by ブクログ

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